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CP+2018に行ってきました 小物編(ビクセンヒーターグローブ 台湾STC社フィルター)

CP+に行ってきました。
後編では気になった小物について書きます。

  • ビクセンのヒーターグローブ2
  • 台湾STC社のフィルターヒーター
  • 台湾STC社の光害カットフィルター



ビクセンブースから「ヒーターグローブ2」。
  P_20180302_111213_vHDR_Auto_R.jpg
手首の部分にバッテリーを内蔵する形になっていて、手袋内に張り巡らせたヒーターで温める製品です。
温度は3段階(30-35度、35-40度、40-45度)から調節可能。
外気温と設定温度によって動作時間は下記のような感じになるそうです。
P_20180302_111108_vHDR_Auto - コピー  
天体写真の撮影はとにかく寒さ対策が重要だと思っているのでこういったあったかグッズは大歓迎ですが、
動作時間が短いのが気になりますね。

感覚的な話で恐縮ですが、私が真冬で基本としている下記の服装時、

  • 足元 スノーブーツ、靴用カイロ、ヒートテックの靴下
  • 下半身 極厚タイツ ダウンパンツ アウターパンツ
  • 上半身 シャツ2枚 フリース スキーウェア
  • 手元 カメラ用手袋Grip hot shot

天体用カメラ1台、タイムラプスカメラ1台、星景用カメラ1台
計3台のカメラのお世話をするために歩き回っていると外気温0度は結構暖かいです。

そうするとこの手袋は氷点下の状況で使うことになるのでしょうが、
-10度の環境で低温にしても動作時間は5.5時間。一晩持ちませんね。
 
バッテリーを手首に収める以上バッテリーの容量はあまり大きくすることもできず、
発熱時間や発熱量は外気温で物理的に決まってしまうのでまぁ仕方ないでしょう。

気になるのはバッテリー切れ後の再充電をどうするか、ですが。
ぺらっと1枚置いてあった説明資料に写真が載っていました。
 P_20180302_111108_vHDR_Auto - コピー (3)
はい専用ACアダプタですね。本当にありがとうございました。
出先で使い切ったら再充電の術はなさそうです。

P_20180302_111108_vHDR_Auto - コピー (2) 

ACアダプタは5V1Aのようなので、一般的なモバイルバッテリーでも出力可能です。
従って端子の径がわかればUSBから変換することもできそうですが、
それなら最初からUSB充電できるようにしといてくださいお願いしますよホント。

そしてビクセンの小物にありがちなこととして、きっと高い。
1万円以上を予想。

こういうビクセンの便利系小物って、
「高いけどモノはいい、仕方ないから買うか」ではなく
「モノがいいのはわかるけど、高すぎね?それなら代替品探すわ」ってなりがちです。

親指・人差し指・中指は指を出せるよう調整中、発熱温度もまだ調整中だそうなので
販売はしばらく先になりそうですが、最終的にはおいくらで出てくるのでしょうか。
一応覚えておきます。




結露対策としてレンズの前にフィルターを装着してフィルター自体を温めようという試みをやっていたのが台湾のフィルターメーカーSTC社。
カメラレンズを温めると温度のムラが出て光学特性に影響が出てしまうから、
前面にフィルターつけてそれをあっためればいいんじゃない?
という発想で作ったそうです。

私はそこまで突き詰めてやっていないので必要性を感じませんでしたが、
説明してくれたご本人が天体写真を撮影される方ということで、必要な人には必要になるのでしょう。

P_20180302_120101_vHDR_Auto_R.jpg 
赤いロータリースイッチがついているものが本体で、
ここで温度調整をするのでしょう。
一方はUSB電源に、もう一方はフィルターにつながっています。
枠はPLフィルターのように回転するようになっていて、ケーブルの干渉を防ぐ構造になっています。

気温センサーがついていて、外気温+5度をキープ、みたいな制御ができるそうです。
105mmのフィルター込みで、20000円程度を想定しているそうな。
フィルターとレンズの接続には市販のステップアップリングを使ってください、だそうです。

フィルターの光学性能は?って聞いたら
「これを使って撮影していますが大丈夫です!」と自信満々でした。
でも透過率97%ってそんなに高くないよね・・・。
  P_20180302_120154_vHDR_Auto_R_20180303155833eda.jpg

このグラフによると透過率80%を超えてくるのは400nmあたり、90%を超えてくるのは420nmあたりからという感じですね。
だいぶ紫側が足りないような気もしますがよくわかりませんごめんなさい。

レンズの温度変化によるムラとフィルターを載せることによる光学性能の低下、
どっちもどっちな気がするのだけれど・・・。




そして今回一番気になったのが同じく台湾のフィルターメーカーSTC社の光害カットフィルター。
公式ページはこちら

日本ではよしみカメラが代理店になっているようで、販売サイトも見つけました

何が気になるってカメラ内設置のフィルターの薄さ。写真は忘れましたすみません。
販売サイトによると1mm厚だそうです。
IDASのカメラ内蔵型LPS-Dフィルタは分厚くて使いづらいのです。
改めて測ってみたら2mm以上ありました。

面白かったのは分光器を持ち込んでフィルターを挟んで特性を見せてくれていたこと。
たしかにしっかり機能しています。

P_20180302_115555_vHDR_Auto_R.jpg


P_20180302_115528_vHDR_Auto_R.jpg 

 

IDAS社のフィルターとあわせて特性を調べてみましたが、STCのAstro-MSは
  • 625nm付近をばっさりカットしている
  • 675nmから700nm付近を残している
というほかはおおむね一緒の特性となっていました。
LPS-D1の前モデル、LPS-P2に近い特性と言うべきでしょうか。


STC Astro-MS
Astro-MS_Spectrum_1_JP_R.jpg
IDAS LPS-D1
LPS-D1-P2.jpg 

気になるお値段。LDS-D1は35000円程度ですが、
STCのAstro-MSはよしみカメラで45000円程度。
だいぶ高いですね。レンズが買えちゃいます。
メーカーサイトだと220USDとあるので、手数料乗せすぎのような気も。

薄くなったとはいえ1mmはあるので、広角レンズの周辺像は改善こそすれ解決はしないと思います。
標準から望遠系のレンズも無限遠がきっちり出て周辺が流れないかどうかは本当にやってみないとわからない世界なので、
リスクの高い買い物であることは否めません。

来月のハワイ島旅行ではフィルター自体使わないで撮影する予定なので、しばらく考えることにします。




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