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ハワイ島キラウェア火山 ハレマウマウ火口で撮る天の川

ハワイ島には2018年5月現在活発に噴火を続けているキラウエア火山があります。

2018年5月3日にも大規模な噴火があり、一部の地域に避難命令が出るという深刻な事態になっているようです。
そんなキラウエア火山のハレマウマウ火口を2018年4月に訪れて写真を撮ってきました。


*この記事は2018年4月時点の状況です。
火山の活動は日々(本当に毎日です!)変化します。
行っても活動が弱まって見られなかったり、逆に活発に活動していて立ち入り禁止になったりもします。
最新の情報は公式サイトをチェックしてください。

Hawai'i Volcanoes National Park (U.S. National Park Service)

blog


特に、下記What's Going On With the Volcano?
のページはほぼ毎日更新されていて、日々変化する火山の状況やそれに伴う立ち入り禁止場所等の情報がアップデートされています。
滞在中でも常にチェックできるようにしておきましょう。

What's Going On With the Volcano? - Hawai'i Volcanoes National Park (U.S. National Park Service)

eruption, update


目次




ハレマウマウ火口、どこで見るか?


ハレマウマウ火口を見ることができるのは主に2か所。
火山国立公園内にあるボルケーノハウスとジャガーミュージアムですが、
ボルケーノハウスは火口までの距離3キロ強、ジャガーミュージアムは火口まで2キロ弱と、
ジャガーミュージアムのほうがかなり近いです。

より近くに見るのであればジャガーミュージアム一択であり、私もそちらに通ったのですが、
写真のバリエーションという意味ではボルケーノハウスから狙ってみるのもよかったかもしれません。

これに関しては最後に少し触れます。

ハレマウマウ火口、いつ見るか?


日没前から日没後がおすすめです。
昼間に行っても溶岩の噴出は見られましたが、暗くなってからのほうがより明るくはっきりと見ることができます。
日没直後のいわゆるマジックアワーにこんな写真を撮ることができたりします。

DSC00408_R.jpg
α7s Tokina Firin 20mm F2.0
ISO 1600 SS15" 絞り開放



ハレマウマウ火口 x 星


今回の旅行は火山と星のコラボを撮ることが大きな目的のひとつでした。
滞在中何度も通っては分 厚い雲に阻まれつつ、何とか数度のチャンスをものにすることができました。

DSC00046_R.jpg
ハレマウマウ火口 x みなみじゅうじ座

ハワイでみなみじゅうじ座が見やすいのはちょうど4月ごろです。
天文薄暮が終わったころに南の空に輝いているのが見えるため、夜更かしをせずに観測することができます。
これはこれでとても気に入った写真ではありますが、やはり夏の天の川とのコラボを狙わないわけにはいきません。


残念ながらこの日はしばらくして空が曇ってきてしまい、夏の天の川を見ることはできませんでした。
その後もずっと曇りや雨の天気が続いていたのですが、ある日夜半から雨がやむという予報が出たため、
晴れ間があることを信じて出かけてきました。


4月に夏の天の川を撮ろうとすると、2時から3時ごろが狙い目の時間帯です。
ジャガーミュージアムに到着したのは24時ごろ。
空はどんより曇っていますが、ところどころ雲の切れ間から星も見えます。

少なくとも雨は降らなさそうと判断し、待つこと3時間。

天の川がのぼってくるのとシンクロして、少しずつ雲が取れていきます。
そしてついに天の川と火山を一緒におさめることができました。

DSC01154_R.jpg


DSC01138_R_20180505133702b0d.jpg
高層の雲が取れない状況でしたが、星にソフト効果が出てくれたおかげでいい写真になったかなと思います。
この写真を撮った10分後には空はまた分厚い雲に覆われていきました。

普段だったら1枚の写真のために何時間も待つなんてことはできないのですが、
旅行したからこそ贅沢に時間を使って撮ることができた写真です。
思い出に残る1枚にすることができました。感無量です。


この写真のツイートもおかげさまで自分としては信じられない数のいいねやRTをいただきました。
本当にありがとうございます。




ハレマウマウ火口を実際に撮ってみて


ここから先は少し専門的な写真の話をします。

  • 火山が明るすぎる
  • 天気や水蒸気の状況が刻々と変わる
  • 構図の自由度がない


火山が明るすぎる

溶岩がとても明るくて、星との露出を合わせることが非常に難しいです。

普通に撮ると溶岩部分はもちろん、立ち上る水蒸気まで完全に白飛びします。

DSC01124_R.jpg

α7s Tokina Firin 20mm F2.0
ISO 6400 SS15" 絞り開放

とはいうものの、ハーフNDフィルターなんてものはそもそも持っていません。
さてどうしようかと思案した結果パスポートで下半分を隠すという策を思いつきました。
用もないのにパスポートを取り出すというのはとても危険な行為なのですが、ほかに使えそうなものもなかったので背に腹はかえられません。

そうやって改めて撮影したのが先ほどの写真。再掲します。
DSC01138_R_20180505133702b0d.jpg
α7s Tokina Firin 20mm F2.0
ISO 6400 SS15" 絞り開放 火山部分はパスポートで覆って1秒露出

15秒と1秒なので4段分絞ったことになりますが、それでも中心部分は白飛びしています。
いつになるかわかりませんが、次があればその時はもっと火山の露出を切り詰めてみましょうかね。


天気や水蒸気の状況が刻々と変わる

ハレマウマウ火口は意外に標高が高く、1700m程度のところにあります。

そのため天気の変化も早く、あっという間に雲に巻かれてしまうこともあります。

また、火山から噴出する水蒸気が火口の光を拡散することも風向きによっては起こります。


そうやって悪条件が重なるとこんな写真が撮れます。
DSC00904_R.jpg

α7s Tokina Firin 20mm F2.0
ISO 6400 SS15" 絞り開放


同じ設定で撮ったとは思えませんが、状況次第でこんなことも起こるという例として。

構図の自由度がない

ジャガーミュージアム展望台からの撮影となるため、火山に近寄ることはできません。

ジャガーミュージアムではなくボルケーノハウスからであれば近寄ることはできなくても火山から遠ざかることはできますし、
火山や星座の見える方向も変わりますので違いを出すことができたりするかもしれませんね。


参考にジャガーミュージアムから換算52mm(α6300+Canon EF35mm F2 IS USM)で撮影した写真も載せておきます。

右上のみなみじゅうじ座がよりはっきり出せたので、これもいいかなと。

次に行くときはより高性能な50mmレンズを持っていきたいです。


DSC02350_R.jpg

α6300 Canon EF35mmF2 IS USM
ISO 3200 SS15" 絞り開放


あれ、ボルケーノハウスの展望台って夜間に入れるんだろうか・・・?

ところでこのレンズ、F4まで絞らないとコマフレアがひどいんですよね。

APS-Cなら絞り開放でいけるやろと思ったらそうでもなかったですよ。



まとめ


ハワイ島旅行中、天気予報を常にチェックしてチャンスをうかがいながら、ジャガーミュージアムには4回ほど通いました。
苦労の甲斐あって思い出に残るいい写真を撮ることができました。

一方で星と火山の明るさの違いにはかなり困りました。
自然が相手だと本当に大変ですね。だからこそまた行こうと思えるわけでもあり。

あれ、またハワイ島行くの?
次こそ南半球と思っていたのだけれど・・・。

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2Comments

There are no comments yet.

namihei

火山と天の川という究極のコラボが凄すぎです。天地創造というか、何か神々しいものを感じます。
とっさのパスポートを使っての「ハーフNDフィルター」といい、思い出に残る旅&撮影だったのでは!

  • 2018/05/06 (Sun) 16:38
  • REPLY
Aramis

Aramis

何度もしつこいですが、本当に天気に恵まれずその意味で非常に思い出に残る旅になりました。
実際この撮影のために当日朝は早起きをして、昼から仮眠を取って夕方に目を覚まして、という感じに昼間の時間を削ってまで徹夜できるよう調整していきました。もちろん写真からそんなことは伝わりませんが、こちらの写真は本当にいい意味で思い出に残る1枚になりましたね。
タイムラプス野郎としては、次のためにハーフNDフィルターを入手すべきか悩んでいるところです(笑

  • 2018/05/06 (Sun) 20:20
  • REPLY