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山梨県の新道峠で星空を撮ろうとしましたが・・・

6月9日夜。
天体観測には程遠い曇り空だったので、ものは試しと新道峠に行ってきました。


富士五湖と甲府盆地を隔てる山の稜線にある峠で、峠から河口湖と富士山が望める絶景スポットとして風景写真家に人気の場所です。

さらに条件が揃えば夜景x雲海x富士山x天の川を一枚におさめることができる場所でもあり、SNSではそんな写真をたくさん見ることができます。

土曜の夜ということで混雑を覚悟で行ったのですが、天気予報がよくないこともあり駐車場には先客が1台だけでした。
カメラ2台に三脚2本、ヘッドライト2つ、その他防寒具や食料などを担いで登山開始。

もちろん真っ暗闇の中ですので、ルートを間違えないよう慎重に登っていきます。
10分ほどで途中の第二展望台に到着。そのまま進んでさらに10分弱で第一展望台へとたどり着きました。
先客がいると思っていたのですが、第一展望台には誰もおらず。
おかげでのびのび機材を広げることができました。


が、問題は天気です。
DSC00236_R.jpg
これはカメラの撮って出し写真ですが、肉眼でのイメージもこれに近いですね。
眼下には夜景が広がり、低層から中層に分厚く広がり富士山を覆い隠す雲。
そして天頂付近は辛うじて星が見えている、そんな状況でした。

雨が降る気配はなかったので、とにかくこで雲がどくまでで待ってみようと決め、腰を落ち着けました。

ところが30分も経たないうちに雲に巻かれてほとんど何も見えなくなってしまいました。
しばらく待っていると雲から出るのですが、やはりすっきりと晴れてはくれません。

仕方ないのでとりあえず撮って現像したのがこちら。
これでも雲量としてはましなほうでしたが、雲に特別な表情があるわけでもなく、何とも残念な写真です。
DSC00235_R.jpg


そうやって雲に巻かれては抜けてを繰り返し、何とか天の川をとらえたのがこちら。
DSC07740_R.jpg
この写真の1分後には再び雲の中へ。
もっと粘れば行けるのでは?と思い30分以上待ったのですが、雲からなかなか抜けません。

真っ暗な山の中に一人ぼっち。しかも視界ほぼゼロの雲の中。
普段の天体観測で暗闇には慣れっこの私ですが、それは頭上に輝く星空があればこそ。
結局到着から2時間ほどで下山を決意しました。

とはいうものの登山道は雲の中。たった15分の行程とはいえ道を間違えれば簡単に遭難です。
正直なところかなり不安でしたが、「迷ったら迷わず峠へ引き返す」と心に決めて歩き始めます。
予備のヘッドライトも動員して最大限の明るさで左右を照らし、道を間違えていないか慎重に確認しながら無事下山しました。

・・・生きてるってすばらしい。


と、話はここで終わりません。

山頂にいる間あまりに心細いのでTwitterをやっていたのですが、
Twitter上で知らない方から「赤い車の方ですか?」と話しかけられました。




きっとあと20分もすれば登ってくるのだろうと思っていたのですが一向に現れません。
無事下山して駐車場を見ても、私の車しか残っていませんでした。
きっと駐車場付近から悪天候で登るのをあきらめたのだろうと考え、帰路につきました。

自宅に向けてしばらく走っていたところ、路上駐車をしている1台の特徴的な車を見つけました。
車内に人もいたのでもしやと思い話しかけてみると、やはりTwitterで声をかけてくれた方でした。

新道峠まで行こうと山道を登り始めたところでヘッドライトが怪しくなり、諦めて引き返し途中の道で写真を撮っていたとのこと。
空には若干の晴れ間が見えたこと、また何より一人で心細い深夜登山をしてきたこともあり、
うれしくてつい話し込んでしまいました。
山梨に住んでいる方ということで、今後もどこかでお会いできるといいなぁと思います。


せっかくなので固定ツイートになっているこちらの写真を紹介させてもらいます。

有名な駒つなぎの桜ですね。
三脚を立てるのも大変だったそうです。
私はこういう場所での人混みは苦手なので、こういう写真を撮りに行ける方は素直に尊敬してしまいます。

大変な思いをして登って下ってきた割に写真としては残念な結果に終わってしまいましたが、Twitterのおかげで新しい出会いもあり忘れられない一日になりました。

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2Comments

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Gutti

初コメ失礼します

twitterでのやりとりが多く、ブログの方には初めてのコメントです。お邪魔します。

僕も昨年、長野で霧か雲?に覆われて視界がほんの数メートルになったことがあります(部の合宿なのに1人で撮影していました笑)。とても恐ろしかったことを思い出しました。戦果はともあれ、ご無事で何よりです。

Aramis

Aramis

Guttiさんここでは初めましてですね。コメントありがとうございます。

普段はひとりで行動することがほとんどなのですが、さすがにこの時ばかりは誰かと一緒に来るべきだったと後悔しました。
先客がいるものと思い込んでいたのですが。

写真にはたくさんのジャンルがありますが、天体写真は結構本気で命がけだったりしますよね。お互い安全第一でがんばりましょー。

  • 2018/06/14 (Thu) 21:18
  • REPLY