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Optolong社の星景写真コンテストに応募した

Optolong社の星景写真コンテストに応募しました。
締め切りは2018年6月30日ですので、この記事がアップされた時点ですでに受付は終了しています。

【告知】Optolong社主催のフォトコンテストが開催されます。 | 天リフOriginal

のっけからアレですが、私は写真コンテストにはあまり興味のない人です。
もちろん大前提として自分の写真がコンテストで入賞できるようなレベルに達していないというのは重々理解しているつもりです。

写真を撮るモチベーションが「自分が楽しければいい」というスタンスなので、
コンテスト入賞を目的としたあれこれの技術や手法などといった部分の向上心に欠けるというのもあります。
もちろんそれは「自分が楽しい」写真を撮るうえで重要な要素になりうることを否定するものではありませんが。

ではなぜ応募しようと思ったのかというと、
日ごろお世話になっている天文リフレクションズさんからの紹介で本コンテストを知ったということもあり、にぎやかし程度には役に立つかな、と。
ええ、それだけです。


応募しました程度の話であれば記事にするほどのことでもないのですが、ここからが本題です。

応募完了確認としてメールが返送されてくるのですが、そこには応募作品の一覧が見られるリンクが貼ってありました。
どんなもんだろうと思って覗いてみたところ、とても興味深かったのでその感想を書こうと思った次第。

撮影対象の天体
7割程度ーーー天の川銀河中心部およびその周辺を撮影したもの。
1割程度ーーーオリオン座周辺を含む天の川銀河外縁部を撮影したもの。
2割程度ーーースタートレイル写真
その他ーーーー月食を含む月の写真、星+オーロラ写真、地上メインで星はちらほらという写真

撮影手法やその他の被写体
天の川アーチを含むパノラマ
星と地上を別々に撮影して合成するいわゆる新星景
自撮り、または人物を含む
スタートレイル
全天球写真(円周魚眼ではなく360度カメラでの撮影)
上記の組み合わせ

私なりにざっと分類するとこんな感じです。
どれも素晴らしい写真ばかりではありましたが、その中でも感じたことを書いていきたいと思います。
個人の感想ですのでその点ご留意ください。

  • 1枚撮りの星景写真について
  • SNSと違って高解像度で見えるため、ノイジーだなぁと感じる写真が多い印象です。
    ああ、1枚撮りだな、とわかってしまうというか。
    だからダメかというと難しいところなのですが、そういう写真は往々にして構図もきちんと考えられてないことが多いようです。
    星景写真におけるいい写真=ノイズの少ない写真とは限らないと思っていますが、印象的な写真を撮る人はノイズの低減にも気を遣っているということは確かなようです。

    • パノラマについて
    星の写真は肉眼で見えるものとは全く違うという前提を差し置いても、パノラマ写真には若干の違和感を感じました。どうしてでしょう・・・?
    やはり天の川のアーチともなると目に見える景色とあまりにもかけ離れているからなのでしょうか。
    実際に自分でやってみたら印象も変わったりするのでしょうか。
    単に広範囲を写すというだけではなく、解像度の向上には大きく寄与することは理解しているので、やはり一度トライしてみる必要がありそうです。

    • 自撮り・ポートレイトについて
    単純に夜空を見上げている写真や、高台にのぼって自らがシルエットとして被写体になっているはいいですね。
    私も撮ってみたいと思わせる写真でした。
    一方で明るいライトを空に向けて照射していたり、ランタンのようなもので足元を照らしたりしている写真には違和感を感じました。
    実際に星空の下で写真を撮るときにはまずやらない行為だからでしょうか。

    • 新星景について
    やりすぎ注意ですね。
    一目でそれとわかる新星景はやはり違和感しか感じません。
    バーナードループまではっきり描写されているオリオン座周辺と地上の風景が組み合わさっても脳が混乱します。
    もちろんある程度のところで留めている作品のほうが圧倒的に多く、印象的な写真の多くもこの手法によると思われるものが多かったように感じます。

    • 360度写真
    パノラマと違って完全に実際の景色と違ったものになるため、違和感を感じる余地は逆にないようでした。
    どんな機材を使ってどのように処理をすればいいのかはよくわかっていませんが、
    Insta360ならRAW撮影もできるようですので星空への応用もできそうです。
    センサーサイズはそこまで大きくないはずですが、星の写り具合をそこそこにとどめつつ
    複数枚の合成でノイズ低減を行えば作品として成立するのでしょう。


    あれこれ言っているけれどお前の応募した写真はどうなのよ、と言われると思うのでアップしておきます。
    20180622_05_01_R.jpg
    Above sea of Clouds
    富士山五合目で撮影 11枚スタック


    20180606_01_R.jpg
    Star Chaser
    妙義山で撮影 11枚スタック

    一応「新星景」に属する手法で仕上げたものですが、あれこれ感じた「違和感」とは無縁の写真です。
    私が撮影した写真ですから当たり前ですね。
    この写真も含めてざっと全体の応募作品をお嫁さんに見てもらいましたが、
    「見劣りはしていないけれど入賞は難しいね」という評価です。
    さすがです。的確な評価だと思います。

    普通の写真コンテストは他人の応募作品を見ることはまずできないのですが、
    今回のコンテストは応募すれば他人の応募作品をすべて見ることができるという珍しい形式でした。それだけにいろいろと思うところもあり、今後の参考になる写真もたくさん拝見させてもらいました。
    自分には縁のないものだと思っていた写真コンテストも、応募してみるといろいろと発見があるものですね。
    受賞作品の発表が楽しみです。

    いくつか批判的なことも書きましたが、「私はこう感じる」というものであり特定の写真やその手法を否定するものではないことは重ねて記しておきます。
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