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星座写真はいいぞ

私は「星座写真」を撮るのが好きです。

星座というのは地球から見たときにたまたまその位置に星が見えるだけで、宇宙を三次元的に見ると星の並びに意味はないということはもちろん理解しています。
たとえばオリオン座三ツ星それぞれの地球からの距離は全く違うというのはご存知の方も多いかもしれません。

それでも、です。
さそり座のS字型、おうし座のV字型、カシオペア座のW字型・・・
すべて偶然の産物でありそこに科学的な意味などないのですが、私はそんな星の並びに美しさを感じるのです。

そんな中でも特にこと座がお気に入りです。
整った形の平行四辺形。なんて美しい造形なのでしょう。うっとり。

・・・ということで天体写真のお作法に則ってきちんと撮影、しっかり処理してみたのがこちら。
Lyla_R_2018072523255225b.jpg
α7s天体改造
SEL70200GM F2.8→F4 200mm
30“ ISO12800
Kenko Prosofton Aフィルタ20枚
フィルターなし20枚
ステライメージ7でフラット補正、ダーク補正、コンポジット・現像

星座の形を出すのにはソフトフィルターを使って明るい星をにじませるのが常套手段ですが、
一番ソフト効果の弱いProsofton Aですら焦点距離200mmともなるとベガが大きくなりすぎます。
(ソフトフィルターは焦点距離が長くなるほど効果が大きくなるので)
これを緩和するためにフィルターなしの画像を合成して星の芯を出しつつソフト効果を軽減させています。
が、それでも少しやりすぎ感があります。
写真でいうところのベガの左にある星は、双眼鏡で見ると四つの星が重なって見えることから、
「ダブルダブルスター」と呼ばれることもあるのですが、ソフト効果でつぶれてしまいましたね。
ダブルダブルスターは双眼鏡で見てこその美しい星なので、興味の湧いた方はぜひどうぞ。


参考にソフトフィルターのみの写真を掲載します。
LylaSoft_R.jpg 
こちらだとさらに二重星のδ星までつぶれかかってしまっていますが、
意外とこれはこれでありかもしれません。

合わせて説明付きの写真も。
Lyla_R1.jpg


同じ日に撮影したいるか座も載せておきます。こちらはすべてフィルターありの画像で処理しています。
 Delphinus_R.jpg

α7s天体改造
SEL70200GM F2.8→F4 200mm
30“ ISO12800
Kenko Pro softon Aフィルタ 47枚
ステライメージ7でフラット補正・ダーク補正、コンポジット・現像

いるか座は比較的暗めの星で構成される星座のため、
先ほどのこと座と同じ条件で撮影しても星はほどほどの大きさに写りますね。

 
今回は小さめの星座を狙ったので焦点距離は200mmになりましたが、より大きな星座であれば標準レンズでも撮影可能です。
従って赤道儀の追尾精度・極軸合わせの精度もほどほどでOKです。
さらにソフトフィルターを使えば少しくらい星が流れても目立ちませんし、ノイズも目立たなくなります。
赤道儀を買ってはみたけれど、という方はまずカメラレンズとソフトフィルターを使った星座写真から始めてみてはいかがでしょう。
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2Comments

There are no comments yet.

太田区民(仮)

ご無沙汰しております。

もうまもなく、家の外で星空を見上げるのが、楽しい季節になりますね。
今日はとてもあたたかかった。
自宅に帰って星空を見上げられるのはまだ先かなぁ。

こちらのおうちにはネット環境がないため、お店でWi-Fi借りてお邪魔しました!

Aramis

Aramis

Re: ご無沙汰しております。

大田区民(仮)さん
コメントありがとうございます!
しばらくの間は空の暗い場所に出かけることもできそうにない状況ですが、星以外の写真の練習期間だと思って楽しみたいと思います。
大田区民(仮)さんも仮の自宅から本来の自宅に早く帰れる日が来るとよいですね。その際はぜひ伊豆半島の南のほうまで行ってみてください。

  • 2020/05/02 (Sat) 11:07
  • REPLY