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NGC7000 北アメリカ星雲 リトライ

先日ブログに掲載したNGC7000 北アメリカ星雲がこちら。
NGC7000_R.jpg
この写真について、前回の記事中で「2時間くらい露光したらどうなるんだろう」と言っていました。

言っていたのでやってみました。
結果がこちら。

NGC7000_20181007.jpg
α7s天体改造 BORG 90FL+レデューサー 360mm F4 IDAS LPS-D1フィルタ
ISO25600 30” 255枚
総露出時間約2時間
2018年10月7日
撮影地:天城高原

北アメリカ星雲の大きさが違うのでは?と思うほどの違いですね。

今回の見どころは画面右下から北アメリカ星雲へとつながっていく暗黒帯。
NGC7000_20181007Part.jpg
よーく見なければ気づかない、でも長時間露光をかけたからこそ存在に気づき、引き出すことができた箇所だと思います。
時間をかけただけ応えてくれる、天体撮影の奥深さを垣間見た気がしています。

が、その一方で実際に処理をしてみて興味深かったことがあります。
それは露光時間が長いほうが無条件によい、とは思わなかったこと。

例えば前回の撮影で面白かったペリカン星雲部分。
こちらは前回の作品からのトリミングです。
IC5070.jpg
幾重にも折り重なったように見える星雲が見どころでした。

この部分を似たように切り出してみると
NGC7000 _20181007Part1
北アメリカ星雲の微妙な濃淡が失われている気がします。
ペリカン星雲も同様に、透明感というか奥行き感のようなものが塗りつぶされている感があります。
星雲が「濃く」出せているのはもちろん後者なわけですが、前者も前者で違う面白さがあるように感じました。
天体写真を知らない人には前者のほうがウケがよかったりするかもしれません。

もちろん処理の腕前次第では後者の画像からも「透明感」のようなものを表現することも可能なのかもしれませんが、残念ながら私にはそのスキルはいまのところ備わっていません。

ごく短期間の間に同じ機材で同じ対象を狙い、同じ人が似たような画像処理を施した結果としてのこの差分。
38分の露光と2時間の露光、どちらの画像にもそれぞれ違う見どころがあるんだなぁと思い至った次第です。


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