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オリオン星雲・馬頭星雲1年ぶりの再処理

来月の新月期から本格的にオリオン座を含む冬の星座の季節が始まります。
その前に去年の自分が撮影した素材を今の自分が処理するとどれだけ違ってくるのか確認しておきたいと思います。
画像処理技術の向上を確認するというよりも、
今シーズンの撮影に際してオリオン星雲中心部の多段階露出をどこまでかけるべきかの目安として、
画像処理でどこまで引き出せるのかを確認し、引き出せないならより低露出の画像を撮影してくる・・・
そのための判断基準として現状確認が必要だと思ったからです。


1年前に撮影した素材は以下の通り。
α7s改 BORG90FL+レデューサー IDAS LPS-D1フィルタ
ISO6400 30” 31枚
ISO12800 30” 22枚
ISO25600 30” 88枚
撮影日:2017年11月17日
撮影地:たぶん育樹祭記念広場
多段階露出をしなければならないということまでは理解していましたが、
どこまで露出を下げるべきか基準が分からず、とりあえず1段と2段下げた画像を取得してきたのですが・・・。

それを使って処理した画像。1年前はこうでした。
Orion_horsehead_Comp-FL_R_2018102500024020d.jpg
各ISOに対して
・ダーク補正
・レベル調整
・ホットクールピクセル除去
・ベイヤーRGB変換
・加算平均合成
をかけて3枚の画像を取得。
この3枚をさらに加算平均合成して1枚の画像へ。
さらにその画像をフラットエイドを使用してフラット補正→ステライメージ7で現像
得られたこの結果には当時すごく感動したことを覚えていますが・・・。

今回改めて処理した結果がこちら。
OrionComp_20181024_R.jpg

下処理手順はは1年前とほぼ同じですが、
・ダーク補正用フレームは最近取得した2.5時間分を合成したものを使用
・フラット補正は良質なスカイフラットから作成したフラットフレームを使用して処理
が1年前と違う箇所です。
ダーク・フラット・合成までの下処理まではステライメージ7を使いましたが、
その後の処理はPhotoshopを使用しました。

こうやって比べてみると、オリオン星雲の中心部の諧調の豊かさが全く違っています。
1年前のものはほぼ真っ白に飛んでいますが、今回の処理では中心部までそこそこの諧調を残せています。
馬頭星雲も真っ赤にならず透明感が出せた感じがします。
お嫁さんからも「上品になったね」というお言葉をいただきました。

画像処理技術が進歩したというよりPhotoshopがすごいですね・・・。
ギリギリまでハイライトを落として、さらにHDR処理をかけるとここまで出せるのかと驚きです。

それでもトータル露光時間は70分程度なので、やはり周辺の比較的淡い分子雲を引き出そうとするとノイズが目立ってくることは否めません。
オリオン星雲中心部もまだまだ白飛びしたままなので、もう1段くらい露出を下げた画像を混ぜてもいいかもしれません。

ふむふむ。
完成画像はもちろんのこと、露出の検討に関してもいい結果が得られたようです。
次はISO1600くらいの画像も撮影してくることにしましょうかね。




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