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ケンコー・トキナーのハーフプロソフトンフィルターを買いました

先日、ケンコー・トキナーのハーフプロソフトンを買いました。

星景写真、特に冬の星座を撮影する場合、明るい星を強調するためにソフトフィルターを使うことがあります。
普通の丸型フィルターなのでそのソフト効果は画面全体に及びますが、星がにじんで星座が強調されると同時に、地上の景色もソフト効果がかかってしまうという欠点がありました。

例えばこんな感じ。
20181111_02_R_20190113094018298.jpg

オリオン座やおおいぬ座が星がにじんで形がはっきりしているのですが、
手前の車にもソフト効果がかかってしまっています。
これを解決するのが2018年5月ごろにケンコー・トキナーからリリースされたハーフプロソフトンAフィルターというもの。

いわゆる角形フィルターの一種で、上半分にソフト効果、下半分は素通しのガラスとなっています。
これを使うと星だけをにじませて地上景色をくっきり描写することができます。
フィルターホルダーとハーフプロソフトンAフィルターが生えてきたので使ってみました。

20190105seq13_R.jpg

先日の鹿角平天文台で撮影した作品。
地上と空がほぼ直線で分割できる構図だと威力は絶大。
冬の大三角からオリオン座、おうし座のアルデバラン、さらにぎょしゃ座のカペラまで美しくにじんでいます。
一方で地上の天文台ドームやあずまやははっきりとシルエットが出ています。
あずまやの屋根の上に分割線を持ってきていますので、
オリオン座の右下に位置するリゲルはにじんでいないのがわかると思います。

20190105seq16_R.jpg


20190103seq01_R.jpg
こちらはもっとあずまやに寄ってみた作例。
あずまやのシルエットがはっきり出ているのが分かりますね。

自然の風景で使うと、より効果が実感できます。
20190106seq03_R.jpg
富士山と冬の星座。
雪に覆われた部分と地肌が出ている部分の描写がしっかり出せていますね。

ただ、サムネイルで見ると分割線がよくわかってしまいます。
分割線を地上ギリギリまで寄せるべきでした。
真っ暗な中だとカメラの画面を見ていてもどこに分割線があるのか非常にわかりづらいのが困ったところです。
今後の課題ですね。

20190105seq06_R.jpg
こちらも富士山とオリオン座の作例。
このケースでは単純に画面の上半分にソフト効果をかけてみました。
分割ラインをどこに設定するかは悩ましいところでしたが、
長時間露光をかければ木の枝は多少の風でもぶれてしまうのであまり気にしないことに。

20190103seq04_R.jpg
こちらも単純に上半分にソフト効果をかけたもの。
オリオン座が南中するタイミングを狙って左右対称構図にしてみました。
手前の階段を入れてみたのですが、なんだかあまり効果がないような気もしています。

今回は人工の光源がない環境での作例でしたが、街灯などの人工光源が入ってくるような構図だとより効果がはっきり出ると思います。
またの機会に試してみたいと思います。

角形フィルターはフィルターを保持するホルダーから揃えないといけないので導入のハードルは高いです。
一方で使ってみていい写真が撮れた瞬間に払った金額のことは忘れてしまうのもカメラ機材の常。
冬の星座の季節の間、このフィルターで楽しめそうです。

*この記事で使用している写真はすべて複数枚スタックでノイズ低減処理をしています。





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