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オリオン座とともに過ごした鍋の季節

星鍋写真というジャンルをご存知でしょうか。
ご存じない?それはいけない。

Aramisは2018年10月に初めて天城高原に遠征に出かけましたが、
そこで知り合ったM&Mさんが天体観測中に必ず鍋を食べるということを知ります。
その後11月に富士見高原で会った際も観測に鍋を持ってきていたため、星と一緒に鍋の写真を撮らせてもらいました。
ここで「星鍋写真」という新たなジャンルが生まれます。

この写真をきっかけに、
天文リフレクションズさんでも特集記事を書いていただきました。


今回の天城遠征でもM&Mさんが鍋を持ってきていたので、再び星鍋写真を撮らせてもらいました。
タイミングも二人で事前に相談し、M&Mさんのおなかのすき具合とオリオン座の傾き具合を見計らって23時半ごろをターゲットに撮影開始。

と簡単に書いていますが、実際にはそう簡単でもありません。
普通に撮ると星とガスバーナーの露出が合わないので画面下半分を指で覆ってマニュアルハーフNDフィルター的に撮影してみます。
するとこんな感じ。
DSC02414_R.jpg

ガスバーナーの露出は適正に見えますが、それ以外の画面下半分が真っ黒になってしまいました。
これでは遠征地の雰囲気が出てきません。

次にガスバーナー部分のみを指で覆ってみました。
DSC02422_R.jpg
地上の景色も見えてきましたね。奥には車がいることが何となくわかってきましたが、
指の覆い方が不自然で空の一部まで暗くなってしまっています。

ここでM&Mさん、バーナーの火力を最小限にしてくれました。
画面の一部を指で覆うといった小細工なしに普通に撮影してみます。
DSC02424_R.jpg
お、いい感じになってきましたね。
バーナーの露出もほぼ適正、地上も雰囲気がわかる程度の明るさ。
空には沈みゆくオリオン座に加え、右の木の間にはおうし座のV字型もちょうど入りました。
バーナーの炎も15秒の間、絶え絶えになりながらも風に耐えてくれました。

これにて星鍋写真完成、と言いたいところですが、
加算平均合成の可能性を考慮して、念のため同じ構図で複数枚撮影しておきました。

星が玉ボケになった写真では、Sequatorは上手に位置合わせをしてくれないことはすでに以前のフィギュア星景写真で確認済み。
ダメだよなーと思いながらも合成処理をしてみたところ、Sequatorは玉ボケの星も星と認識してくれれて処理が完了しました。やったぜ。

ということでレタッチ耐性の上がったファイルから現像処理。
シャドウをきつめに持ち上げて地上風景を浮き立たせ、
ハイライトを落としてバーナーの白飛びを押さえます。
コントラストや色味の調整、最後に傾き修正等を行って完成です。
seqnabe_RRR.jpg
シャドウの持ち上げはかなり効いてきますね。地上風景も実際の雰囲気に近くなりました。
これでやっと完成です。
これ天文雑誌に投稿したら掲載されたりするんだろうか。されないか。

ご協力いただいたM&Mさんからもコメントをいただいています。
「11月のオリオン出から今回の入まで、鍋シーズンの入りから終わりをオリオンで表現しましたね!」
オリオンを入れることは意識していましたが、鍋シーズンとのリンクまでは考えていませんでした。
うれしいコメントありがとうございます!

それにしても、撮影機材・撮影スキル・現像スキルを無駄使いしている感がたまらんですな。
よし、次は具だ。
星空のもと、鍋の具までおいしそうに撮らないと。








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