fc2ブログ
menu

BORG90FLで撮るアンタレス周辺

先日の天城高原遠征の目的の一つが、南天の低い位置にのぼる星座であるさそり座のアンタレス付近を狙うことでした。

いい位置に上がってきたこの領域の露光を開始したのが2時ごろ。
そこから薄明開始まで2時間半の露光を目指していたのですが、
強い風で望遠鏡が揺れてしまったり、4時以降は雲に阻まれてしまったりで、
最終的に使えるカットは58分となりました。
(Twitterには53分と書きましたが58分の間違い)

そこから仕上げたのがこちら。
Antares02_56min_R.jpg
α7s改+BORG90FLレデューサー 360mmF4 LPS-D1フィルタ
SWAT-350 ISO12800 30” 116枚 総露出58分
昨年は速写性を重視してSEL70200GMで撮影しましたが、
今回は準備含めしっかり時間が取れたので、改めてBORG90FLでトライしてみました。

ダークフレームは以前作成したフレームを使いまわし、
フラットフレームは今回の天体撮影の合間に1時間ほどかけて取得したものを使っています。

画面左下、天の川中心部方向に何やら不思議なムラが出ているのが気になりますが、
総露出1時間程度でここまで出せれば今の私としては十分な成果でしょう。
アンタレス(画面中央下、黄色い星)周辺のもくもく分子雲、
画面上部の複雑に入り組んだ分子雲と暗黒帯、
たくさんの星が集まったM4(アンタレスの右隣)などなど。

まだまだ理想には遠いですが、それでも以前と比べると格段の進歩です。
参考に2017年4月、2年前に撮影した作品を見てみましょう。
Antares - コピー_R
こちらも機材は同じ、ISO25600で56分ほど露光しているようです。

当時はすごく感動したのを覚えていますが、
今回の作品と比べてしまうとやはりレベルが違います。
特に画面北側の分子雲の立体感や、M4の解像感は今回格段に進歩したところだと思います。
自分の画像処理の技術が進歩が全くないとは思いませんが、
かぶり補正が必要なかったことを見ると、天城の南天の暗さに助けられたところも大きいかなと思っています。
もちろんもっと強調処理をかけていけばかぶり補正も必要になってくるのでしょうけれど、
今の私ではそこまでする必要がないのだと思います。

ただ、やはり1時間ほどの露光ではまだまだ足りないと感じたのも事実。
さそり座は本当に撮れる時期が限られていて、5月にはシーズン終了という感じになってしまいます。
来月も晴れればぜひ狙いたい対象です。

でもなー、この領域は200mmで撮るのもすごく楽しいんだよなー
天の川中心部に流れていく暗黒帯も撮りたいんだよなー
かといってモザイクする時間的余裕はなさそうだしなー




関連記事
スポンサーサイト



0Comments

There are no comments yet.