fc2ブログ
menu

星空撮影ウィンドウ1.5時間の成果

月没から薄明開始まで1.5時間という短い撮影チャンスを狙って出かけてきました、という
遠征記事を書きましたが、撮影成果をまとめてご紹介します。


20190316_10_R.jpg
まずはこちらから。
右下に見える強烈な明かりは熱海市街です。
街明かりも一番暗くなる4時ごろの撮影でもこれだけの光を放っていて、
星に露出を合わせて撮ると完全に白飛びです。
さすがのPhotoshopでもここからディテールを戻すのは不可能。
ハーフNDフィルターも持っていませんし、これはまぁ仕方ないというか予想していた結果です。

さらに熱海市からの光で空も明るくなってしまっています。
それでも何とか天の川を引っ張り出すことはできているので、がんばったほうでしょう。
肉眼ではもちろんのこと、撮って出しの画像でも天の川の存在がわからないほどでした。


Seq20190316_02_R.jpg
こちらも同じように熱海市を入れてしまった構図。
正面奥に伸びているのは伊豆半島の東海岸、伊東市方面でしょうか。
こちら方面であれば距離もあるので両立しそうですが、いかんせん熱海市の光が強すぎますね。


seq20190306_04_R.jpg
ということで熱海を画角から外してみたのがこちら。
空の赤味も軽減されてだいぶ処理しやすくなりました。
ちょうどさそり座も全体が入っていい感じのバランスになりました。
それでも街明かりに照らされる低空の雲は真っ白ですが・・・。


seq20190316_11_R.jpg
ということで直射光を入れずに撮ったのがこちら。
それでも左右からの強烈な光を拾ってしまい、カブリ補正なにそれ美味しいの状態です。


seq20190316_13_R.jpg
もう少し構図を調整してみたところで、何とか形にはなったでしょうか。
西側は三島市の強烈な街明かりがあるのでせめてそれを入れないようにします。
東側の熱海市の街明かりは直射光を入れないようにしつつ、空の明るさをあえて残してみました。
これならば悪くはないかなーという感じでしょうか。


seq20190316_06_R.jpg
少し鉄塔に近づいて、ソフトフィルタを使って撮ったのがこちら。
だいぶよくなりましたね。
空をここまで青くしてもいて座付近の天の川が赤カブリしちゃっていますが、
地上からの明かりでどうしようもないです。あきらめました。


seq20190316_05_R.jpg
さらに縦構図でもう一枚。今回の一番のお気に入り。
手前の石畳から鉄塔、そして空へとつながる感じが出せたかなーと思います。

やはり街明かりのある中で撮影してきた画像では処理も一筋縄ではいきません。
天の川もあまり濃く出すことができませんしね。
普段天体写真の処理をしていると、とにかく限界まであぶり出そうとするので、
こういう写真になったときにどこまでゴリゴリ処理をするかは難しいところです。
つい限界まで天の川を強調してしまって、気づくと光害カブリがひどくなっていたりカラーバランスが崩れていたりで。

そんなこんなで何度も現像をやり直しているうちに時間が経ってしまい、
遠征から1週間でやっとすべての画像処理が終わり、記事としてまとめることができました。

今まで星景写真は基本的に天体撮影のついでで撮っていたのですが、
前回の記事でも書いた通りこの日は月没から薄明までわずか1.5時間という限られた時間での撮影でした。
それならばということでロケーションはいいけれど街明かりがすごい場所をあえて狙ってみました。
幸い天気にはそこそこ恵まれ、非常に短い間でこれだけの成果を持って帰ってくることができました。
天の川をはっきり描き出すことは当然できませんでしたが、
あまり無理せずほどほどの加減をしつつの画像処理はまたひとついい経験になったかと思います。

もちろん空が暗いに越したことはありませんが、
星景写真のためにロケーションを優先して空の暗さを妥協するというのも一つの選択肢としてありなんだな、ということを実感した撮影となりました。


さいごにおまけ。
seq20190316_12_R.jpg
車と一緒に自撮りしてみたのですが、ものすごい歪曲ですね。
わかってはいたのですがそれにしてもひどいです。車の形が変わってます。
私の愛車はこんなに寸詰まりじゃないです。コンパクトカーかよ。
タイヤの形とか完全に楕円形になっちゃってますけど?

広角レンズでタイヤを画面の隅に持ってくるとこうなることはわかっていたのですが、
画面の中心に近い前輪でもこの歪み。

街明かり・人物の向き・天の川の位置など、構図も雰囲気も悪くなかったと思います。
鉄塔と人物がかぶってしまっているのは片目をつぶるにしても、やはり車の歪曲がすべてをダメにしています。
Twitterに載せるつもりだったのですがボツとなりまして、この場を借りて供養させていただきます。

関連記事
スポンサーサイト



0Comments

There are no comments yet.