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乙ケ妻の桜を撮影する猛者たち

乙ケ妻の桜を見てきました。
作品として成立するような結果は出せなかったのですが、ここでの撮影体験が今までにない経験になったので記事にしようと思います。

とりあえず「作品として成立」していない感じの結果を載せておきます。

DSC01839_R.jpg


DSC01881_R.jpg
現像したものを2点掲載しましたが、桜の色が全く合っていません。
これには一応理由があって、訪問したのが夜中の23時ごろだったため桜の色が全く見えなかったためです。





結果からご覧になってもわかる通り、真っ暗でライトアップもありませんでしたし自分で照明を照らすようなこともしませんでした。
夜遅くのでしたが現地には10人ほどの同業者がいらっしゃいました。
その中の誰一人として桜をライトで照らすようなことはしていなかったことには内心驚きでした。
それどころか、手元の確認にライトを使っている人もほとんどいませんでした。
もちろんゼロではありませんでしたが、使っている人もほんの一瞬照らしてすぐに消す、という徹底ぶり。
わざわざこの場所にこの時間に来るだけあって、猛者ぞろいという感じです。

話はそれにとどまりません。

暗闇の中で自発光していない被写体に焦点を合わせた経験がなかったため、
数十メートル先にある桜に焦点を合わせるのにとても難儀しました。
もちろん周囲には撮影している人がいるため、
合焦のためにライトを使用することもできません。
結局、カメラに表示される合焦距離の目安を信じて20mほどのところに合焦を置いて撮影となりました。

となると、ミラーレスではなく一眼レフで撮影している人たちはどうやっていたのでしょうか。
もちろんファインダーを覗いての調整は、相当明るいレンズでもない限り難しそうです。
かといってライブビューでも補助光なしでは合焦させることもできないでしょうし。
特に困った様子を見せることもなく粛々と撮影を続けていたようですが、そこらへんどうやっていたのでしょうか・・・。

それにしても、暗闇の中で中距離の被写体に補助光なしで焦点を合わせるのがこれだけ難しいとは思いませんでした。
星なら自発光していますし無限遠ですので、焦点を合わせるのは意外と簡単です。
車やフィギュアを撮るときは補助光を使うなりなんなりして焦点を合わせますので、ごく至近距離に誰か別の人がいない限り、それほど難しい作業ではありません。

天体写真撮影の現場では、ライトの使用は鏡筒に当てない限りOK的な雰囲気でけっこう大っぴらに行われています。
手元での細かい作業に必要なのはもちろんのこと、
PCを介してのカメラや赤道儀の操作をする人も少なくありませんから、
そこからの光はそれなりにまぶしいものになります。
もちろん皆さんフードをつけるなり画面の向きを調整するなりの配慮は最大限してくれていますが、
そういう環境を風景写真として撮影してもはあまりいい結果にはならないでしょう。

風景撮影としてのライトアップ、特にセルフでのライトアップにについては賛否両論あろうかと思いますが、
この桜は自分の立っている場所からヘッドライトで照らしたくらいでは自然な結果を得ることが難しいほどの大きさということも幸いしたのでしょうか。
誰一人としてライトで照らそうとする人がいなかったのは、天体写真の撮影現場に慣れた私にとってはとても新鮮な経験でした。

それにしても、暗闇の中で、自発光しない対象への合焦、一眼レフでどうやっていたのだろうか・・・。



ところでこの桜は南斜面に立っているため、撮影者からは北天を見上げての撮影となります。
そのため天の川を画角に入れるのは困難だろうとあきらめていました。
今回掲載した2点も北天が背景になっています。
ところが少し調べてみると、東にのぼってきた天の川と一緒に収めることができる場所もありそうな雰囲気です。
これについては開花の季節が終わって落ち着いたころに再訪してじっくりロケハンをする必要がありそうです。
来年の楽しみがまた一つ増えました。








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