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5月11日遠征記録 5歳の息子の星空撮影デビューと反省点

私が天体写真の撮影から帰るたびに、5歳半の息子(以下「ティー氏」)が「パパのお星さまの写真一緒に行きたい」と言っているのですが、どうしたものかと思っていました。

連れて行くにしてもいくつかの懸念があります。

・月齢
→絶好の新月期、好天の夜となると撮影にかかりっきりで子供の相手をしている余裕はない
→ある程度月明かりがあるほうが安全上も望ましい

・撮影地
→ティー氏が長時間のドライブに耐えられないので、自宅から2時間以内の場所が望ましい
→湖や海辺など水場は危険なためNG

・気候
→自己判断で防寒できない5歳のティー氏には、晩秋から春までの期間は厳しい

さてさて5月11日。月没は24時。12日の薄明開始は3時。
早めに到着して現地の地形を覚えさせ、月明かりのあるうちから少しずつ暗闇に慣れさせるにはいい月齢です。

育樹祭記念広場であれば水場はない上、私自身通いなれた場所ですから夜中にティー氏を連れて行くのも安心。

最低気温は5度程度。きちんと防寒すれば十分耐えられそうです。

ということでティー氏を連れて出かけてきました。

到着時は曇っていたのですが、仮眠を取って22時ごろ目覚めると雲一つない快晴。
月の眼視を楽しみつつ月没を待ちます。


ティー氏は基本的に私の行く先についてくるだけでしたが、
天体・タイムラプスとは別に星景用に持ち歩いている私のカメラ(α7III+Canon EF35mm F2)を使って写真も撮っていました。

そんな彼が撮影した本格的な星の写真がこちら。撮って出しを載せておきます。
フォーカスや各種パラメータ及び三脚に載せたカメラの仰角まではこちらで設定したものですので、
誰の作品かと問われると微妙なところではありますが、
少なくともシャッターボタンを押したのは彼です。
DSC04361_R.jpg
再生ボタンを押した彼の「おー!とれてるー!」という叫びを聞けたのは本当に嬉しいものですね。

さらにその後撮れたのがこちら。
DSC04362_R.jpg
ティー氏は富士山を写したかったようで、1枚目に撮れた画像を確認して三脚の向きを調整、ということを真っ暗な中でやってくれました。

結局彼は25時ごろに寝袋に入ってしまいましたが、寒がることも暗闇の中でも全く怖がることもなく星空を楽しんでくれたようで何よりです。

帰りの道中はお風呂に入り、ソフトクリームを食べ、川遊びを楽しんで帰宅となりました。
一人で車の中にいられないとか、ヘッドライトの扱いに慣れていないとか今後の課題はまだまだあります。
一方でタイムラプスのために目の届かない場所に放置した私のカメラを心配してくれたり、
撮影機材の搬入搬出を自発的に手伝ってくれたりと、次回に期待の持てるデビューとなったかと思います。

育樹祭記念広場ではboso-wareさんに、
帰りの道中、道の駅どうしではエックスくん(さん?)に(リンク先はTwitter)
それぞれお世話になりました。ありがとうございます。
元気に挨拶できない子供で申し訳ありません。




反省点
初めての試みということで、反省点もいくつか。

・ヘッドライトの使い方をしっかり教えるべき
足元が見えない中で転んだ時に両手をフリーにしておくという安全対策の観点からも、
ヘッドライトは重要です。
一方で撮影中人やカメラに不用意に向けることのないよう使用には周囲への配慮が必要ですが、
そういった配慮ができるお年頃ではないので、ライトのon offについてはこちらから指示をだしてあげるとよいと感じました。
その指示をすぐに実行できるようにするためにもライトの操作方法には慣れておいてもらう必要があるでしょう。
モノによって使い方は変わるので、5歳くらいであれば専用のものを与えておくとよいと思います。
このくらいの子供は暗い中でライトを与えると面白がってあちこち照らしたがりますので、
そういったことを絶対にしないよう言い含めておく必要があると感じました。
また、頭に着けたヘッドライトで意識して下だけを照らすという動作は子供にはできません。
ヘッドライトを頭に着けてしまうと意図せずあちこち照らされてしまうので首から下げさせるようにしたほうがいいかもしれません。
ヘッドライトを頭に着けて問題なく行動できるようになるのは10歳くらいからでしょうか・・。

・挨拶をきちんとさせる
星空写真の撮影現場では挨拶はとても重要だということはこのページを読む多くの方が知るところだと思います。
暗くて顔が見えないわけですから、言葉で「怪しいものではありませんよ」ということをお互い確認しあうわけですね。
これは子供でも同様、というより子供だからこそ「意志を持ってここに来ているんです」ということを周囲の大人たちに知ってもらうためにも、暗い中でもすれ違った人には挨拶をする、というのを徹底させるべきでしょう。
残念ながらティー氏は挨拶が下手なようでもごもごとなっていましたが・・・。

・返事を言葉に出させる
通常の生活では、親は子供の表情から多くの情報を読み取ります。
YesなのかNoなのか、Yesと答えなければいけないけれど本心はNoだとか。
当然暗闇ではそういうコミュニケーションは成立しません。
「うなづいてもわからないから、きちんと声に出して返事をしなさい」と伝えたのですが、
それに気づいたのはすっかり暗くなってしまってからだったのです。
改めて思い返してみても、返事をうまく言語化できずにこちらから聞き返すことが多かったと感じました。
普段から自分の意思を言語化させる、という訓練をしておくとよいなと思います。
親としてもこれは大きな反省点であり、これからの課題です。

・他人との立ち話は三脚から離れて
現地でお会いした方と長々と立ち話をすることもあるでしょう。
ティー氏はさすがに私から離れるということはできなかったため立ち話の間中私のすぐそばにいるわけですが、
当然その間じっとはしてくれません。
1分もすると私のまわりをグルグルと走り始めました。
幸い三脚からは遠いところでしたが、転んで三脚に激突、なんてことも可能性としてはありえます。
そういう可能性を少しでも下げるため、子供を連れての立ち話の際は三脚からできるだけ離れたほうがいいと感じました。
子供に「機材には絶対に触るな」と言っても通じませんからね。

・観測地の車の中でも一人で寝られるようになっておく
以前から天体撮影同行の条件として「一人で寝られるようになること」を伝えてはいたのですが、
月齢や天気の都合で絶好のチャンスとなってしまったため、結局それを達成することなく連れて行ってしまいました。
結果25時ごろに眠気を訴え、寝付くまで30分ほど車の中で一緒に過ごしました。
幸いタイムラプスも天体撮影も仕掛けた直後で時間的な余裕があったため事なきを得ましたが、
そう都合よく眠くなってくれるわけではありません。
真っ暗な車の中で眠りにつくというのは子供にとってなかなかハードルの高いことだと思いますが、
ここはぜひできるようになってほしいものです。
つられてこちらまで寝てしまうなんて事態は絶対に避けなければなりませんしね。

反省点をいろいろ上げましたが、誰だって最初から完璧にできるものではありません。
きっと大人が驚くような吸収力で成長してくれることを信じて2019年の夏の間にまた連れて行ってあげられればと思います。

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