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Starnet++を使ってみた

最近話題になっているStarnet++というソフトを使ってみました。

Starnet++とは、ひとことで言うと「天体写真から星を除去するソフト」です。

「お前星を撮りたいっていつも言ってるじゃん、撮ってきた星を除去してどうするの?」
そう思ったあなたは一般人。
「あーうんわかるよー。星消したくなるよねー」
そう思ったあなたは逸般人。

一般人のために簡単に説明しておきましょう。
星雲を描写しようと画像の強調処理を進めていくと、一緒に写っているたくさんの星々も同様に強調されてしまい、時にはそれが障害となって作品として成立させることができきない、なんてこともままあるのです。
天体写真を一定レベルの作品として成立させることができるようになると、この細かな星々(「微光星」とか呼んだりします)をいかに除外して星雲だけの処理を行えるか、という壁に当たります。
というか私が当たっていました。

そんな折に話題になったこのソフト。詳細な使い方はこちらのサイトを参考にさせていただきましたので、ここではさくっと結果と感想をお伝えしようと思います。

お題はこちら。
IC1848_IC1805_1_R.jpg

カシオペア座の中に浮かぶ大型の星雲、ハート星雲と胎児星雲です。
2018年10月に天城高原で撮影したものです。
もちろんこれはこれでなかなかいい仕上がりだと思っているのですが、これにStarnet++で星の除去をかけるとこんな感じに。

IC1848_IC1805_woStar.jpg
ほぼ完ぺきと言っていいほど星「だけ」が除去されています。さすがにこのままだと不自然なので、この画像と星の画像を組み合わせて得られた結果がこちら。

IC1848_IC1805_Wstar.jpg
細かい星の存在感が緩和されて、星雲が手前に出てきた感じがしますね。
たくさんの人が絶賛している通り「星だけ」を除去する精度はかなり高いです。

調子に乗ってほかの画像も処理してみましょう。
ChristmasTree.jpg
こちらはクリスマスツリー星団およびその周辺。
撮影したことがある方ならわかると思いますが、冬の天の川のちょうどまんなかに浮かんでいる星団です。そのためこの領域は非常に細かい星がびっしり。普通に画像処理をすると左側に大きく広がる赤い星雲は星の背後に埋もれてしまって、ここまでの形を描写するのがとても難しいのです。
2019年の2月から3月にかけて何度も撮影して処理をしてはいたのですが、どうしても微光星に阻まれて作品として成立させることができなかったのですが、Starnet++を使って星を除去したおかげで何とか形にすることができました。

星マスクなしで何とかなるときもあるけど、どうにもならないときがある、という私のような初級者にとってこのソフトは福音とも言えるほどの効果です。
しばらくの間、過去画像の再処理がはかどりそうです。








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