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【レビュー】Tamron SP 35mm F1.4 Di USD Model F045 ファーストインプレッション

35mmで撮影する星景写真に可能性を感じているAramisです。

「フルサイズ35mmで周辺まで星像が点になる明るいレンズが欲しい」

ので

「Tamron SP 35mm F1.4  F1.4 Di USD Model F045を買ってみた」

ので
Canon EF35mmF2 IS USMと比較したよというお話です。

*以下は星を撮る人がマウントアダプタを使ってさらに重箱の隅をつつくような方法で試してみての記事ですので、他の組み合わせにおいて同じ結果を保証するものではありません。というかたぶん違う結果になります。その点あらかじめご了承の上お読みください。




普段は20mm、時に14mmといった超広角のレンズで星景写真を撮影していますが、時に35mmで星景写真を撮影することがあります。
seq20190406_04_R.jpg
特に夏の天の川の中心部を地上風景と一緒に収めるのに35mmというのはちょうどよい画角になるため、こんな感じで広角レンズとは少し違った雰囲気を出すことができます。

一方で焦点距離が35mmと長くなることから、星を流さずに写すために許容される露出時間が短くなり、それに応じてISO感度と絞りを調整しなければならないことはご存知の通りです。
そんな35mmですが、今まではCanon EF35mm F2 IS USMを使っていました。
決して悪いレンズではない、むしろ値段を考えるとすごくいいレンズだと思うのですが、こと星を相手にすると力不足は否めません。F2.0ではもちろんのことF2.8でも周辺にサジタルコマフレアが出てきてしまうため、画角の隅っこに明るい星を配置するのが難しいのです。F4まで絞ると画面全体に均一になるのですが、35mm F4では感度を大幅に上げなければならないため画質の点で不利。

Sequatorを使えばノイズ対策は可能ではあるのですが、レタッチしてもうまく星の色が出てこないなぁと悩んでいました。先ほどの作例も色合いが悪く、あまりいい出来ではありません。何とかこれを改善できないかということで白羽の矢を立ててみたのがTamron SP 35mm F1.4 Di USDです。

PSX_20190727_082527_R.jpg
α7IIIに装着するとこんな感じ。F1.4ともなるとだいぶ大きいですね。
左手でしっかり支えないと安定しません。


PSX_20190727_082504_R.jpg
α6300に装着すると、レンズにカメラがついてる感。


ではさっそく星空で・・・とはいかないので近所の夜景で実験です。

共通データ:α7III++Virtox EF-Eマウントアダプタ+Tamron SP 35mm F1.4 Di USD EFマウント
Dレンジオプティマイザー LV5 EV+1
レンズ補正なし
ホワイトバランス電球
カメラが出力したjpgファイルのリサイズ・トリミングのみ
シャッタースピード2秒
絞り値はF1.4、F2、F2.8、F4
ISOの調整で計算上の露出は合わせてあります。
ピントは構図を決定した後に左上の鉄塔の赤いライトで合わせています。


DSC09395_R.jpg
F1.4


DSC09396_R.jpg
F2.0


DSC09397_R.jpg
F2.8

DSC09398_R_20190726231740e02.jpg
F4

・・・まぁこれだけ見てもわかりませんね。
20190726_02.jpg
左上の鉄塔部分を拡大してみましょう。

DSC09395_Trim.jpg
F1.4

DSC09396_Trim.jpg
F2

DSC09397_Trim.jpg
F2.8

DSC09398_Trim.jpg
F4

F1.4では鉄塔の骨組みが解像していません。1段絞ってF2.0になると改善するもののまだ完全には解像できていません。F2.8まで絞るとかなり描写がはっきりしてくる感じ。F4まで絞ると完全に解像したかなという感じ。
一方で注目すべきは照明の形。絞り開放ではさすがに若干肥大しているものの、照明の形自体は絞り値によらずあまり変わっていないのが見て取れます。つまりこれは星の撮影において非常に気になるサジタルコマフレア(気になる度合いは個人の感覚によります)がかなり抑えられているということ。実際に星を撮影してみないとはっきりしたことは言えませんが期待が持てそうです。

ちなみにCanonのEF35mmF2 IS USMで撮影すると派手にサジタルコマフレアが出ます。
DSC09399_R.jpg
全体ではわかりづらいので先ほどと同じように左上の鉄塔を拡大してみると・・・。

DSC09399_Trim.jpg
F2

DSC09400_Trim.jpg
F2.8

DSC09401_Trim.jpg
F4

念のため書いておきますが、手ブレではありませんよ。確実に三脚に載せてセルフタイマーで2秒の露出をかけています。
絞り開放F2のサジタルコマフレアはさすがに看過できませんね。これを解消するにはF4まで絞らなければならなかったのか悩みの種だったのですよ。もちろんF4まで絞ればこの解像度なので、少なくとも星に使わないのであればとても優秀なレンズ見ることもできます。比較的コンパクトで軽いレンズですので、夜景を含む風景撮影では持ち出す頻度もかなり高かったのは事実です。

一方Tamron SP35mm F1.4 Di USDはサジタルコマフレアが全く見られないため、星像の肥大をどこまで許容できるかで絞り値を決められそうです。個人的にはF2で使えれば満足なのですが、さてどうでしょうか。こればかりは星空で実際に試してみないことにはわかりません。

重箱の隅をつついてばかりだったので、最後にTamron SP35mm F1.4 Di USDで撮影した写真の中央部分の拡大も載せておきます。

DSC09395_Trim_20190727002715b43.jpg
F1.4

DSC09396_Trim_201907270027173cd.jpg
F2

DSC09397_Trim_20190727002718345.jpg
F2.8

DSC09398_Trim_20190727002720096.jpg
F4

F1.4ではマンションの窓枠が解像しておらず室内から漏れる光に埋没してしまっていますが、F2から急速に改善してくるのが見て取れます。先述の通りピントは画面左上端の鉄塔で合わせていますので建物で合わせていたわけではありませんが、ピントはずれていないように見えます。ピントの均一性も問題ないようですし、1段絞ったF2からこの解像とは目を見張るものがありますね。

星空での実写が俄然楽しみになってきました。

→星空での実写レビューを書きました!




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