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M31 アンドロメダ銀河 自己ベスト更新

先日の天城高原遠征で撮影したM31アンドロメダ銀河。

Andromeda20190906_R.jpg
天体改造α7s BORG90FL+レデューサー+LPS-D1
360mm F4 ISO12800 30”
215枚 総露出108分くらい
赤道儀 SWAT-350

我ながらいい仕上がりです。色を鮮やかに出すのが難しかったアンドロメダ銀河ですが、何とかそれらしい色が出せたと感じます。腕の渦巻き構造も以前に比べるとはっきり出せるようになったようです。
今回は2時間ほど露光して200枚以上の画像を重ね合わせましたが、星の位置がずれることもなくしっかり位置合わせができました。オートガイドなしで360mmをこれだけきちんと追尾できれば十分な精度でしょう。

さて、例によって過去の自分と比較してみましょう。
Andromeda201701_R.jpg
2016年11月
このころはフラット補正ができなかったので、中心だけ明るくなっています。それでもまぁアンドロメダ銀河写ってるよね、という程度には撮れてはいます。
Andromeda_01_R.jpg
2017年11月
FlatAidを使ったフラット補正を試してみた作品だったと記憶しています。周辺減光の補正はある程度できてきたものの、肝心の銀河のほうは中心部が白飛びして残念な感じ。色もほとんどなく、モノクロ写真と言われれば信じてしまうレベル。

Andromeda20181001.jpg
2018年10月
スカイフラットできちんとフラット補正ができるようになりました。銀河の中心部の描写も進歩していますが、全体的に色彩に乏しい描写です。そのうえ、よく見ると左上と右下は星が伸びてしまっています。センサー前に入れた分厚い光害カットフィルタLPS-D1の厚みを考慮したフランジバックの調整を行っていなかったことが一つの原因でしたが、2019年に入ってからきちんと対策を施して今に至ります。

Andromeda20190906_R.jpg
ということで改めて2019年9月。
フラット補正もきちんと行い、周辺まで安定した星像。そこそこ色彩豊かな仕上がり。もちろん上を見ればきりがありませんが、とりあえず現時点での自己ベストは出せたかなと思っています。わざわざティー氏を連れて天城まで行った甲斐があったというものです。

BORG90FL+天体改造α7sという組み合わせで天体写真を撮るようになって3年。天気の条件さえよければそれなりに安定した成果が出せるようになってきましたが、こうなってくるとそろそろ焦点距離を伸ばすといった方向も考えたいところです。まぁ何も具体的な案はないのですが、考えはじめようかなぁと・・・。

この日の遠征記録はこちら。







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3Comments

There are no comments yet.

snct-astro

天リフからきました。 自己ベスト更新おめでとうございます。

α7sについて30s露光の多数枚撮影をされているのは,例の星食いを気にされてのことと思いますが,このぐらいの長い焦点距離でも星食いの影響はめだしますか?
(ひょっとしたら過去のエントリーを遡ればいいのかもしれませんが。)

α7sは中古を狙っているもので,教えていただけると助かります

Aramis

Aramis

Re: タイトルなし

snct-astroさん、コメントありがとうございます。ブログは時折読ませていただいていました。

α7sの星喰い現象については2018年3月の記事で書いていますが、その時の検証ではダークフレームの時点ですでに壊滅的にダメになるということがわかりました。それ以来そもそも30秒以上の露光をかけたことがありません。よって星でどれだけの影響が出るのかは確認したことがないのです。詳しくは2018年3月10日の記事をお読みいただければと思います。

とはいえ30秒制限は悪いことばかりではなく、追尾する赤道儀の精度を多少落とす、または焦点距離を伸ばすということが可能になるというメリットもあったりはします。

天体撮影のカメラとして勧めるかというと・・・どうでしょう。大量の画像を一気に処理できるパワフルなPCも必要になるのであまりお勧めはできないというのが正直なところです。
やはり明るい広角レンズを使っての星景写真がこのカメラの真骨頂かなーというのが偽らざる気持ちです。私は天体改造までしちゃっているので使い倒すつもりですが。

  • 2019/09/14 (Sat) 01:54
  • REPLY

snct-astro

お返事ありましたございました。また拙ブログもお知りおき頂いていたとのこと、嬉しい限りです。20180310の記事、拝見したところ、以前に読んだことがありました笑、すみません
星食い自体は、あとからマニュアル30秒の撮影画像を比較明合成すれば救えるのかなと思ってましたが、解像度が落ちてしまうのは痛いですね。

ピクセル等倍のダークで見えたハッキリとした差が、実際の映像でどの程度現れるのか?安い中古が手に入るなら試してみようかと愚考しています

  • 2019/09/15 (Sun) 07:40
  • REPLY