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ステライメージ7+α7Sの線状ノイズ

α7Sで撮影した画像をステライメージ7(以下SI7)でスタッキングすると、謎の線状ノイズが現れます。
これはかもめ星雲をα7S ISO12800 30秒で撮影したものを50枚スタックした画像の切り抜きです。


左上から右下方向に、引っかいたような斜めのノイズが入っているのがわかりますでしょうか。
これでは全く使い物にならないので、原因の追究をしてみました。

まず、SI7のホットピクセル/クールピクセル処理が悪さをしているのではないかと仮定し、
この処理をせずにスタックしてみたところ、より酷い画像が出力されました。

次に枚数を減らしてみたところ、線状ノイズの長さが軽減しました。
つまりこれはセンサー固有で必ず同じ場所に出るノイズをきちんと取り切れていないために起こっている可能性があります。

ダーク補正をミスしている可能性があるため、ダークフレームを取り直してみました。
今まで使っていたダークフレームはMモードの一枚撮りで取得していましたが、
天体写真はMモードの連続撮影で撮っています。
もしかしたらこの差がダークフレームの差を発生させ、正しいダーク補正ができていないのではないかと仮定しました。
結果は多少改善したもののまだ許容範囲を上回る線状ノイズです。

一方で、2枚や4枚で合成したときにはこのようなノイズは見られません。
枚数が少ないことで消しきれないランダムノイズの中に埋もれてしまっているのかもしれません。
ここで基本に立ち返り、トーナメント方式で2枚ずつ処理していかなければダメかと思ったのですが、
逆に2の累乗枚数で処理をかけてみてはどうだろうかと思い立ちました。

SI7は2の累乗枚数でなくてもいい感じに加算平均してくれますが、
ここを無視して基本に忠実に2の累乗枚数だけSI7に読ませてみようという算段です。

結果、かなり良くなりました。
こちらは64枚スタックをかけた画像の燃える木星雲の部分のみを切り出した画像です。
まだ線状ノイズは残っているものの、そこそこ明るい星雲であれば背後に埋もれる程度には目立たなくなりました。


一方、より淡い星雲が相手だとこのノイズがまだ目立ちます。
これはバーナードループの一部を切り出したものになります。

やはり線状ノイズは消えていません。
結局この事象が発生するロジックはイマイチ解明しきれていないのですが、
2の累乗枚数でスタッキングするとだいぶ改善するように見えます。

次の手は2つ。
・128枚で同じ処理をかけると悪化するのか改善するのか。
・何枚のスタッキングならノイズが出ないのか。
 例えば8枚ならばOKかどうか、もしOKであればトータル64枚の画像から8枚スタックの画像を8枚 用意してスタック作業を2段階に分けてみてどうなるか


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