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冬の終わりと春の始まり

春の夜空というとあまり目立つ星がなく地味な印象がありますが、2月から3月にかけてのこの時期を一晩過ごしてみるとその印象はだいぶ変わります。日没直後は見栄えのする冬の星座が西に輝き、夜の間は特徴的な形をした北斗七星やしし座といった春の星座が、そして夜明け前には夏の天の川が上ってきます。一晩起きていれば様々な星を楽しむことができるこの季節、先日の南伊豆遠征で楽しんできました。ということで星景写真をまとめてご紹介。

有名な灯台。この時期は天の川狙いの人が多いのか、灯台の周辺には誰もいませんでした。これ幸いと灯台の足元まで入り込んで撮影です。オリオン座の位置的にもう1時間ほど早めに到着するべきでしたね・・・。
20200223_seq01_R.jpg
α6300+Samyang 8mm F2.8 Fisheye+Lee Soft No.3
ISO3200 30”
Sequatorで20枚スタック

同時に普通の広角レンズでも撮影。対角魚眼レンズと比べてしまうと驚くほど画角が狭くなりますが、灯台の全身をギリギリ収めることができました。ソフト効果は左半分にのみかけています。上下ではなく左右でソフト効果を切り替えるというのは初めての試みでしたが、ハーフプロソフトンを持っててよかったなーとしみじみ感じたカットです。拡大すると灯台のタイルまでシャープに描写されているのがわかります。
20200223_seq04_R_202002292029060ca.jpg
α7s+Tokina FiRIN20mm F2.0+ハーフプロソフトン
ISO6400 15” Sequatorで20枚スタック

オリオン座のリゲルが沈んでいく直前を狙いました。この日は強い風が吹いていて、海岸が白くなっていますが、それが逆にいい感じです。地上に合わせて空も彩度抑え目で処理してみました。
20200223_seq03_R.jpg
α7s+Tokina FiRIN20mm F2.0+ハーフプロソフトン
ISO6400 15” Sequatorで20枚スタック


灯台での撮影を終えていったん車に戻る途中にある有名なオブジェ。ちょうどハートの中にオリオン座が入る構図を撮影していたのですが、途中であずま屋にライトを持った人が入ってきてしまい撮影中断。そのままボツカットになるかと思ったのですが、あずま屋だけが照らされたカットがあったのでスタックせずに1枚だけで現像。ハート・オリオン座・あずま屋がバランスよく配置できて逆にいい感じになりました。
DSC02437_R.jpg
α7s+Tokina FiRIN20mm F2.0+ハーフプロソフトン
ISO6400 15”

・・・時刻は24時を回ってオリオン座も沈んでいきました。いったん車に戻って仮眠を取り、3時ごろから撮影再開。

灯台に近づいてみるとたくさんの人が天の川を撮影していて、どう工夫しても人が入ってきてしまうので素直に退散。離れた場所から南天を狙います。
20200223_seq11_R.jpg
α7s+Tokina FiRIN20mm F2.0
ISO6400 15” Sequatorで25枚スタック

天の川を撮影するとき、さそり座全体を構図に入れるかどうかはいつも悩むところです。天体写真も嗜むものとして有名な星座はきちんと入れておきたいという意図もあるのですが、地上をある程度入れつつ、さそり座全体と天の川をバランスよく配置するのは意外と大変だったりするのですよ・・・。

もちろん無理な画角であればそういうことも考えませんが。こちらは35mmの縦構図。α7s+Tokina FiRIN 20mmの組み合わせはとても気に入っているのですが、それでもα7III+Tamron SP 35mm F1.4の組み合わせを見てしまうと、星の解像度が全く違うのが見て取れます。
20200223_seq06_R.jpg
α7III+Tamron SP35mm F1.4
F1.4→F2.0 ISO6400 10” Sequatorで24枚スタック

翌日の夜。この日は星景写真ではなく天体写真の日。撮影中の機材を入れて車星景写真です。薄明終了の時点ですでにオリオン座は南中を過ぎていますが、冬の星座と天の川を縦構図で入れるならちょうどいい角度です。
20200223_seq12_R.jpg
α7s+Tokina FiRIN20mm F2.0+ハーフプロソフトン
ISO6400 15” Sequatorで33枚スタック

そして夜明け前の天の川を35mmで。冬の間は35mmで撮る星景写真はお休みしていましたが、天の川の季節になったので復活です。実際出番はそう多くはないのですが、F2まで絞るだけでこの性能を見てしまうと手放すわけにはいきません。今後はポラリエUを使っての広角天体写真でも活躍してもらいたいと思っています。
20200223_seq16_R.jpg
α7s+Tamron SP35mm F1.4
F1.4→F2.0 ISO6400 10” Sequatorで21枚スタック

今回の遠征は星景写真をメインにしてあれこれ楽しむことができました。次回の遠征からはアンタレス付近の撮影ですね。今から楽しみです。



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