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BORG 90FL鏡筒強化月間

自動導入赤道儀RST-135・SSOne All In One Guiderを投入、これにBORG90FLとα6400(APS-C)を組み合わせたものの、5分露光だと微妙に星が流れるという現象の対策に取り組みます。

現象については詳しくは下記の記事を参照していただければと思いますが、あらためて画像を確認してみます。
RST-135とBORG90FL+QBPフィルター+α6400で撮る北アメリカ星雲


DSC08585_R.jpg

北アメリカ星雲 BORG90FL+レデューサー+QBPフィルター+α6400
ISO1600 5min RST-135+SSOne All In One Guiderで追尾

中心付近の一部を拡大するとこんな感じで、ちょっと流れているのがわかります。
DSC08585_trim.jpg
3分露光だと実用範囲内なのですが、5分露光でのこの流れ量はもう少し軽減したいところ。

今のところ考えられる可能性は3つ。
・ガイダーの設定がハーモニックドライブ用になっていない
・赤道儀のDrift CorrectionがOnになっているためガイダーの信号と干渉して悪さをしている
・鏡筒の軋み

ガイダーの設定については製造元に問い合わせたところハーモニックギア赤道儀もウォームギア赤道儀も全く変わらないとの回答を得ましたのでこれは除外。
Drift CorrectionについてはOn Off両方試してみましたが、Onにしておいたほうが若干いいかなという感じでこれも除外。ちなみに上記の作例はDrift Correction Onで撮影しています。
やはり一番疑わしいのは鏡筒の軋み。Twitterでもまず最初に指摘された部分です。これを解消するには鏡筒部の可動部を減らすなり補強するなりといった対策が必要になるわけです。

なんというか、私もここまで来たかーという感じです。今までは30秒露光のお手軽撮影で楽をしてきましたが、本格的に長時間露光を始めるとこんなところまで手を入れていかなければならないんだなぁと感慨しきりです。

さて感慨にふけるのもほどほどにして対策を考えなければなりません。
・・・・・・。
BORG・・・歪み・・・軋み・・・可動部・・・補強・・・
魔改造あぷらなーとさん!

氏のブログの過去記事を参考にさせていただくと、こんな記事が見つかりました。

なるほど。可動部を挟んで前後にバンドを設置してバンド間をステーで補強と。なるほどなるほど。調べてみると、K-ASTECからこんなものが出ているのですね。

TB-80/60AS BORG80φ鏡筒と60φ鏡筒のバンド+スペーサーです。協栄産業大阪店さんに在庫があったのでポチります。
DSC_0407_R.jpg

鏡筒本体を分解してヘリコイドを挟む形で両端にバンドを装着。
DSC01625_R.jpg

60φのバンドの締め付けをゆるめればバンド内を鏡筒が動きます。無限遠が出るポイントがヘリコイドの可動範囲の中心あたりに来るようバンドの位置を調整します。
DSC01626_R.jpg
このくらいの位置で無限が出ました。

ぎりぎりまで縮めるとこのくらい。
DSC01627_R.jpg
可動域としては7mm程度でしょうか。レデューサーを装着した状態で無限遠を出すだけならこれだけ可動すれば十分でしょう。眼視用途を完全に捨て去って撮影専用の鏡筒となってしまいました。

さらに念のため同時購入していたプレートDP38-190を追加して補強します。
DSC01632_R.jpg
90度方向に装着したので縦横構図の切り替えも可能。うまくいけば回転装置を取り去ることもできるかもしれません。剛性を考えるなら180度方向にするべきですが、そこは撮影結果を見てから検討しましょう。

それにしても、すっかりガチ天文っぽい見た目になったものです。
DSC01631_R.jpg
次回遠征ではこの構成で5分露光を試してみます。

バランス調整の観点から無暗に鏡筒の重量を増やすことは躊躇われていたのですが、ハーモニックギア赤道儀になったことでその制限からも解放されました。カウンターウェイトのことをあまり考えずに鏡筒に手を加えることができるようになったのはちょっとした進歩です。



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