fc2ブログ
menu

ZWO ASI2600MC Proが届いた

ZWOのBlack Fridayセールで1割引きとなっていたASI12600MC Proが届きました。しばらくかかると思っていましたが、ポチってから1週間ほどで届いてしまってちょっとびっくりです。
DSC08799_R.jpg
こんなモノ使ったことがないので何から手を付けてよいやら・・・と途方に暮れているわけにもいかないのでまずは動作確認です。USB PDのモバイルバッテリーに12Vのトリガーケーブルをつなぎ電源を確保。PC側にはカメラのドライバとコントロールソフト(ASICAP)インストールしたところ、問題なく認識してくれて、冷却もキャプチャーもできたようです。
DSC08798_R.jpg

いわゆるデジカメとは違ったお作法のパラメータがいくつかありますが、ネットの情報を頼りに「Gain100、Offset15、冷却は0度」として5分のダークを複数枚撮ってみることにします。ところがどういうわけかZWOの動作ソフトASICAPだと連続撮影ができなかったので、SharpCapをインストール。こちらで問題なく連続撮影ができたようなので一安心です。ASICAPのほうは私の設定がおかしいだけだと思うのですが・・・。

出てきたダークファイルをステライメージ7で見てみましょう。冷却の効果を見るためにセンサー温度0度と-10度で比較してみました。

センサー温度0度のときは最小値91 最大値812でしたが、
20201206_03.jpg

センサー温度-10度のときは最小値91 最大値484とばらつきがほぼ半減。
20201206_02.jpg
0度まで冷やしてしまえばそこから先は大差ないのではと思っていたのですが、そうでもないようです。ただ、-10度まで冷やすとそれなりに電力も食うようで、室温15℃の環境でセンサー0度だと30%程度の電力消費であるのに対して、-10度だと60%の消費電力となっていました。撮影地ではバッテリーの制限もあるのでまずは0度で運用して様子を見ることにしましょう。

続いては遠征を想定して手持ちのバッテリー(26800mAh)を用いて耐久テストをやってみました。「Gain100、Offset15、室温15度、0度まで冷却、300秒露光」を電池が切れるまで繰り返します。
20201206_01.jpg
概算では7時間くらい持つかな?というところですが・・・

  26800*3.7=100Wh
  負荷100%だと12V*3A=36W
  100/36=3時間弱で切れる
  外気温-15度の冷却で30%程度の負荷
  3時間/0.3=だいたい9時間
  変換ロス、CMOS自体の消費電力、結露防止ヒーターなどを考慮して7時間程度?

・・・結果は9時間30分となりました。計算以上に低消費電力だったようです。
外気温15度というと夏場想定のテストケースなので、夜の短さを考えれば一晩は大丈夫という感じでしょうか。冬場は夜も長いうえに外気温が下がりバッテリーも劣化してしまうため、バッテリーを保温したとしても一晩には足りないかもしれません。

とはいえ、赤道儀といい冷却CMOSといいその気になればモバイルバッテリーで運用できるようになってしまったのだからいい時代です。航空機の持ち込み制限に抵触しない(2020年12月時点)26800mAhのモバイルバッテリーを複数持っていけば冷却CMOSでの海外遠征すら視野に入ってくるとは、すごい時代になったものです。


2020年12月7日追記

ANKERのモバイルバッテリーはUSB PDで12V出力ないのでは?という指摘をいただきました。確かにこのバッテリーは9V 15Vの出力はありますが12Vの設定はありませんでしたね・・・。
このバッテリーを使って15Vを要求する機材(赤道儀)に12Vのトリガーケーブルをさしてみたところ、9Vの表示となっていました。おそらく2600MCも9Vが入力されていたのだと思います。

実際に12Vを要求するのはペルチェ冷却それを冷やすファンがメインであり、各種冷却の効率は落ちるものの、撮影自体は5V程度で動くため問題なく稼働しているように見えたのだと思います(←Twitterで教えてもらった)
そうなるとSharpcapなどの撮影ソフトに表示される冷却パワーのパーセンテージは何を100とした時の数字なのかはよくわかりませんが・・・。

このまま運用してもいいような気がしますが、ASIAIR Proから12V 3Aで給電できるので実践ではその運用としたいと思います。そのほうが配線も多少は楽になりますし。






関連記事
スポンサーサイト



2Comments

There are no comments yet.

通りすがり

こちらのankerのモバイルバッテリーは12Vのトリガーケーブルで実際に12Vの出力を得ることができるのでしょうか。
このバッテリーの商品説明の出力電圧には12Vが記載されてないので、出来ないのかと思っていた次第です。

  • 2020/12/07 (Mon) 11:46
  • REPLY
Aramis

Aramis

Re: タイトルなし

15Vが問題なく出ていたので気づいていませんでしたが、おっしゃる通りこのモバイルバッテリーは12V出ませんね。12Vnoトリガーケーブル使っても9Vになっていたんだと思います。これでなぜ2600MC側が動いていたのは謎ですが・・・。
ご指摘ありがとうございます。ブログに追記いたします。

  • 2020/12/07 (Mon) 19:17
  • REPLY