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ASI2600MC Proで撮る馬頭星雲

新しく導入した天体用冷却CMOSカメラ、ASI2600MC Proで撮影した初の作品です。
IC434_20201221.jpg
IC434馬頭星雲とNGC2024燃える木星雲
光学系:BORG90FL+レデューサー7872+LPR-Nフィルタ
カメラ:ASI2600MC Pro
Gain:0
Offset:50
センサー温度:-10度
露光時間:5分 x 27 (135分)
赤道儀:RST-135
ガイド:ZWO 30mm F4ガイドスコープ+ASI 120mm Mini
撮影日:2020年12月18日
撮影地:天城高原
ダーク:ライトフレームと同設定で60枚
フラット:青空フラット ゲイン0  1秒 x 60枚(+同設定でフラットダーク)

ファーストライトは12月12日の育樹祭記念広場でしたがまぁ細かいことはいいんだよ。

全く同じ光学系、似たような構図でカメラがα6300だとこんな感じでした。
IC434_HorseHead_20201125.jpg
IC434馬頭星雲とNGC2024燃える木星雲
光学系:BORG90FL+レデューサー7872+LPR-Nフィルタ(7872後部に装着)
カメラ:α6300(無改造)
露光:ISO800 5min x 32 総露光時間160分くらい
赤道儀:RST-135
ガイド:SSOne All in one Guider
撮影日:2020年11月22日
撮影地:乙女湖
ダーク:ライトフレームと同設定で37枚
フラット:青空フラット ISO100 1/100秒 100枚くらい(+同設定でフラットダーク)

露光時間はα6300のほうが長いですが、さすが冷却カメラ。ノイズの量が違いました。センサー前のフィルターの違いがあるので発色については触れませんが、両者とも馬頭星雲部分を拡大してみます。ちなみにセンサーサイズはどちらもAPS-C、画素数は2600MCが2600Mpx、α6300が2420Mpx
と、画素ピッチもほぼ同じです。

こちらは2600MC
IC434_2600MC_20201222_R1.jpg

こちらがα6300
IC434_A6300_20201222_R1.jpg
α6300のほうも単品で見れば十分な仕上がりだとは思いますが、冷却カメラと比較してしまうとその差は大きいです。例えば燃える木星雲を見てみると、2600MCでは微妙な諧調が描き出せているのに対し、α6300は細部がつぶれてしまっています。馬頭周辺の赤い星雲も2600MCのほうがよりなめらかな描写になっています。馬頭の西側(左側)の部分には暗いながらも分子雲が浮いているのが2600MCでは容易に見て取れるのですが、α6300ではノイズが先行してざらざらになってしまっています。まぁα6300も冷却CMOSを相手に大健闘だとは思いますが。

2600MCのほうが画角の中心で馬頭星雲を撮っているのでその影響があるとは言え、さすが冷却カメラです。普通のデジカメと比較すると驚異的なノイズの少なさと諧調の豊かさ。そして何よりセンサー自体に変な小細工が入っておらず、画像処理エンジンがなんだかわからないことをしていないという気持ちよさ。定石通り処理をすればきちんと答えが返ってくるという安心感は天体専用カメラでないと得られません。
これはメジャーな天体を取り直すだけでまた1年かかってしまいそうです。

こうなってくるとよりシャープな光学系も狙いたくなってしまいます。今年は赤道儀に冷却カメラにと大きな買い物をしてしまいましたが、来年はついに光学系をグレードアップする頃合いでしょうか。

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