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ASI2600MC Proで撮るクリスマスツリー星雲

先日の天城遠征で撮影した天体写真がひとつ完成しました。
NGC2264 クリスマスツリー星雲です。
NGC2264_20210113_R.jpg

光学系:BORG90FL+レデューサー7872+LPR-Nフィルタ

カメラ:ASI2600MC Pro

Gain:0 Offset:50 センサー温度:-20度

露光時間:5分 x 19 (95分)

赤道儀:RST-135

ガイド:ZWO 30mm F4ガイドスコープ+ASI 120mm Mini

撮影日:2021年1月9日

撮影地:天城高原

ダーク:ライトフレームと同設定で60枚

フラット:薄明フラット Gain 0  1秒 x 60枚(+同設定でフラットダーク)


赤い星雲が広範囲に広がっているため撮ればその存在はわかるものの処理してみると意外と淡く、冬の天の川の中に浮いているため微光星がびっしり。過去何度もトライしては撃沈してきたクリスマスツリー星雲、やっとそれなりに納得のいく作品になりました。

せっかくなので「クリスマスツリー」部分をトリミングしてみましょう。
NGC2264_20210113_Trim_R.jpg
赤い星雲のうねりとその間に垣間見える暗黒帯。なんか天体写真っぽくなった気がします。

いつだったか忘れましたが、前回の撮影ではα7sで3時間ほど露光してみたものの微光星にやられて処理を断念。その後Starnet++で星消し処理を覚えて再処理をしてみたものの、星雲が赤黒くなってしまってやっぱり残念クオリティな感じに。
Christmas_R1.jpg
当時は「3時間も露光すれば形にできるだろう」と思っていたのにうまく色が出せなくて途方に暮れていたものです。

実は今回、機材のトラブルで1時間以上ロスしたため想定していた露光時間には足りていません。それでもセンサーを-20度まで冷却ししてでノイズもかなり抑えることができたためそこそこ納得いく作品にすることができました。むしろ画像処理は前回よりもだいぶ楽になった気がしています。
改めて天体専用の冷却カメラのすごさを実感しました。

あ、先ほど「撮れば存在はわかる」と書きましたがそれはいわゆるデジカメで撮影した時の話。ASI2600MC+ASIAIR Proではそうもいきませんでした。Gain0 300秒で撮影した結果、タブレットの画面に表示された結果はこんな感じでした。
20210113_02.jpg
この撮影の直前のトラブルとは、赤道儀があさって方向に行ってしまうというものでした。そんなトラブル解消直後にこれが出てきたのでやっぱりダメかと思いましたが、星の並びが正しかったので撮影を続行。無事に作品にすることができました。冷却CMOSを使った撮影、やはり普通のカメラでの撮影とは違った苦労があります。

とはいえ普通のカメラと比べて半分の露光時間でもこれだけ形にできるのですからとてもいい買い物をしたと言ってよいでしょう。


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