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Askar FRA600 108mm F5.6 外観レビュー

AskarのFRA600という望遠鏡を買いました。
口径108mm焦点距離600mm F5.6の屈折望遠鏡です。

鏡筒の購入をそんな簡単に決めていいのかという声もありそうですが・・・

・フラットナー内蔵、追加の補正レンズなしに600mm F5.6の撮影鏡筒として使用可能
・すでに海外では作例もいくつか上がってきていて、性能には問題なさそう
・別売の専用のレデューサーを使えば焦点距離420mm F3.9の鏡筒になる
・バンドとハンドルとアリガタが標準で付属する

これらの要素に加えて、すでに国内でも発売済みとなる同社の口径72mm焦点距離400mm屈折望遠鏡FRA400がnabeさんの記事で絶賛されていたことも決め手の一つとなりました。


お値段も魅力的。2021年2月の発売時点で税込み35.7万。スペックから見るとリーズナブルな価格設定に思えます。もちろん価格の評価は性能次第ですので、実際に星を撮影してから改めて評価することにしておきます。

日本ではシュミットが代理店となり2021年2月に発売されました。ので発売直後にポチっとな。


赤道儀との接続がロスマンディ規格であることは事前にわかっていたのでアリミゾ側もポチっとな。


RST-135にロスマンディのアリミゾを組み合わせて鏡筒を待ち構えること10日ほど。
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届きましたFRA600。
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めっちゃデカい箱ですが概ねキレイな状態です。外側に製品イラストが印刷されているあたりにこだわりを感じます。箱のサイズは幅67cm x 奥行き41cm x 高さ37cmでした。

箱を開けるとさらに段ボールで二重に梱包されていて・・・
DSC01783_R_202102111905323d2.jpg
その中に緩衝材に囲まれたハードケースが収まっています。
DSC01784_R_202102111905306ac.jpg

ハードケースを引き抜いて蓋を開け、やっと鏡筒と対面となります。
DSC01786_R.jpg

ハードケースの外寸は幅58cm x 奥行き32cm x 高さ28cmでした。デカいですが、この鏡筒を納めるケースとしては必要最低限のサイズに収まっています。鏡筒とバンドはすでに組み合わされているものの、鏡筒のみにビニールがかかっていてなかなか丁寧な梱包。

バンドは赤いアルミニウム製になっています。好き嫌いがわかれるところかもしれませんが、派手な色が好きな私としてはこの配色にも価値を感じます。
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天文機材って地味なの多いですよね。もっと派手な機材があってもいいと思うんですよ。見た目だけならSharpstarのカーボン反射鏡筒とか最高。

キャップも赤いアルミ。
DSC01827_R.jpg

この切削跡・・・削り出しでしょうか。
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減速微動フォーカサーも付属。減速比は1/10です。
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フォーカサーは軽い力で回っていきますが、一方で700g程度ある冷却CMOSを装着して真上を向けてもずり落ちてくることはありません。もちろんフォーカサーを止めるネジも付属しています。

カメラ回転装置も内蔵されていて、赤いツマミがその固定ネジ。鏡筒側にある赤いリングを含めてカメラ側が回転する形になっているのでフォーカサーは回転しません。
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ビニールを取り去って改めて収納するとこんな感じ。
DSC01833_R.jpg

左上と右上に標準付属の延長筒を分割して収納する形になります。鏡筒の前後方向にはほとんど余裕がないためカメラをつけたまま収納することはできません。レデューサーならつけっぱなしにもできるかな、という感じです。上の方はスペースに余裕があるので、このケースをそのまま生かすのであれば用途に応じて削ってしまってもよいかもしれません。

ここから細かい部分を見ていきます。
バンドにはハンドルが標準で装着されているため持ち運びも簡単です。
DSC01838_R1.jpg
ただし8kg近くなる重量物の割には細くて手に少し食い込むので、ハンドルとしてしか使わない場合はクッション的な何かを巻いてしまってもよいかもしれません。

バンドの左右にはM6のネジ穴が5個ずつ備わっています(*勘合確認のために用意した手持ちのネジ)。
DSC01793_R.jpg


ネジ穴の間隔は12.5mmくらい。たぶん。
DSC01818_R.jpg
ASIAIR Proを装着するならこのネジ穴を活用することになると思いますが、どうやって装着するか考えなければいけません。

事前に買ってあったK-ASTECのロスマンディ対応アリミゾDS75R-20BKでがっちり固定できました。
DSC01811_1.jpg
天文ハウスTOMITAさんありがとうございます。

ビクセンファインダー規格のファインダーシューも標準で装備されていいます。
DSC01837_R.jpg

手持ちのガイドカメラであればそのまま設置可能。
DSC01838_R.jpg

標準で付属する延長筒は円錐形で三分割の構造(3つ合わせて光路長8078mm)になっています。下の写真では一番小さい延長等を緩めた状態になっています。これらに加えてフィルターアダプタ(光路長2mm)がセットになっています。下の写真の矢印の先の部分だけ艶消しになっているのがわかるでしょうか。この部分だけが外れます。
DSC01798_R1.jpg
アダプタのみを取り外すことができるので48mmフィルターの装着も簡単。
DSC01799_R.jpg
48mmフィルターを付けたアダプタを延長筒に戻して対物側から見るとこんな感じ。
DSC01800_R_202102111756085b3.jpg
これを鏡筒に装着してカメラ側から見るとこんな感じ。
DSC01801_R.jpg
BORG90FLのレデューサー7872等と違い表裏も正しい向きで装着できます。

メーカーサイトによると3つセットの延長筒の先端(=鏡筒本体の後端)からセンサー面までのバックフォーカスが160mm。
付属の延長筒で8078mm、フィルターアダプタで2mm、ZWOのASI2600MC Proに付属してきたM42延長筒+カメラ自体の光路長で55mm。合計で137135mmとなり160mmにはあと2325mm足りません。
追加でM42延長筒を買っておいた方がいいのかな。


最後に手持ちの鏡筒BORG90FLと大きさ比較。
口径108mmと90mm、数字の上ではたった2割の違いですが、FRA600のレンズセル周りの分厚さもあり90FLがとてもコンパクトに見えます。
DSC01797_R.jpg

上からFRA600、BORG90FL(レデューサーあり)、SEL70200GM
どれもフードを伸ばした状態ですが、70-200 F2.8レンズがすごく小さく見える不思議。
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2020年後半から半年間でハーモニックドライブ赤道儀・天体用冷却CMOSカメラ・10cm屈折鏡筒と大型の機材を立て続けに購入してきました。総額約120万円というお値段は安くないですっていうか普通に高いです。すごく高いです。
とはいえそれだけの対価を払う価値があると判断したのは私自身ですし、生かせるだけのスキルも経験も積んできたからこその機材だとも言えます。現状自分のライフスタイルで考えられる最高の機材を揃えたと言ってよいでしょう。

M&Mさんも言っていました。戦力の逐次投入は愚策だと。


機材を入れ替えるならバランスよく、そして思い切りよくいっちゃいましょう。

沼にはまっている自覚はありつつ、溺れてもいないと思っているAramisでした。

*2021.02.12 初出時、光路長の表記に間違いがあったので修正

*2021.02.15 実写画像はこちら






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