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わし座ガンマ星 タラゼド周辺 B-142

「人生はな、冥土までの暇つぶしや。だから、上等の暇つぶしをせにゃあかんのだ」

ー今東光

今回ご紹介する天体写真は多分に暇つぶし成分を含みます。
なぜこんな対象をわざわざ2時間半もかけて撮影したのか。人生なんて死ぬまでの暇つぶしです。

わし座γ星タラゼド周辺
Tarazed_PI_OnlyStar_R.jpg
光学系:FRA600+レデューサー+LPR-Nフィルタ
カメラ:ASI2600MC Pro
Gain:0  Offset:50   センサー温度:-10度
露光時間:5分 x 30枚(150分)
赤道儀:RST-135
ガイド:SVBONY 30mm F4ガイドスコープ+ASI120MM Mini
撮影日:2021年10月3日 19:00‐ 22:00ごろ
撮影地:長野県松本市
ダーク:ライトフレームと同設定で60枚
フラット:LEDトレース台 1秒*60枚(+フラットダーク)
PixInsightでWBPP、ABE、HT
Starnetで星を分離、星なし画像と星のみ画像にそれぞれPhotoshopであれこれやって仕上げ

以前わし座と天の川周辺の作品を紹介した際、タラゼドからちょっと西に暗黒帯があるという話をしました。広角で撮影したものの望遠鏡を適当に向けただけでは導入できませんでした、という記事でしたが、こたろうさんから頂いたコメントでこの暗黒帯が「B-142」であることを教えてもらいました。
その時の記事がこちら↓


2日連続の晴れで時間に余裕があったため、この日メインとしていたM33がいい位置に来るまでの間で改めて撮影してみようと思い立った次第です。

明るい星がわし座γ星、タラゼドです。右下の光はアルタイルからの迷光だと思われます。さすがにこの至近距離に一等星があっては防ぐのも難しかったのでノーケアで。結露が原因である可能性もありますが、構図をちょっといじったりしたら改善しませんかね・・・。

天の川の中なので微光星がびっしり。こういうケースではあまり悩まずStarnetで星を消します。元画像から減算して星のみ画像を抽出。明るさの最小値を何度かかけて星を小さくしてどうにか仕上げました。

こちらは前回適当に導入して暗黒帯を入れられなかった作品。タラゼド周辺の茶色い分子雲がそれなりに出ていますね。
Altair_5MIN_8MFNR_R.jpg
一方でこの分子雲がうまく出せなかった理由はなんでしょうか。露光時間としては倍以上かけているはずですが、結露かフォーカスか画像処理をミスったかその全部か。次の機会を見つけてまた狙ってみることに・・・と思いましたがこんな地味な対象、次に撮る機会は訪れるんでしょうかね。少なくとも今シーズンはもうないです。

天の川の中で適当に撮るならたとえばこぎつね座α星周辺とか。ここなら今シーズンのうちに撮影する時間的余裕もありそうですし、暗黒帯の形がおもしろそうです。次回の遠征で暇つぶしに狙ってみましょう。
もしかしたらちょっとだけ豊かな人生になるかもしれません。
A6300_35GM_Aquila_T_R.jpg




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2Comments

There are no comments yet.

こたろう

そうか。。。

冥土の旅への一里塚。目出度くもあり、目出度くもなし。。。
ー一休宗純

そうかあ。。。。
ここを頻繁に撮る私は、ずっと暇つぶし。。(笑)

今年は夏が天候不純で撮らなかったなあ。。。
この前は、他に変なもの撮ってたし。。。

星を弱めたり削るより、逆にしたほうが星でびっしり感出ると思うよ\(//∇//)\

  • 2021/10/14 (Thu) 08:59
  • REPLY
Aramis

Aramis

一里塚を確かめるように、毎年同じ対象に注目しながら歳を重ねていくことこそ「上等の暇つぶし」なのだろうと思います。

逆にびっしり感を出すために星を弱めない、こぎつね座α星を撮ったときにやってみます!

  • 2021/10/15 (Fri) 08:41
  • REPLY