fc2ブログ
menu

M45とNGC1499の欲張り構図で失敗した

望遠鏡で天体撮影をする傍ら、α6300+SIGMA85mm Artを使って127mm相当の画角で適当な領域を狙っています。
今回はちょっと画角にもこだわってM45(プレアデス星団)とNGC1499(カリフォルニア星雲)をまとめて狙ってみます。

20211203_NGC1499_M45.jpg
光学系:SIGMA 85mm F1.4 Art DG DN フィルターなし
カメラ:α6300(無改造)
ISO:400
露光時間:3分 x 37枚(111分)
赤道儀:ポラリエU ガイドなし
撮影日時:2021年12月03日 20:20ごろ‐22:15ごろ
撮影地:山梨県北斗市
ダーク:-5度くらいの冷凍庫にカメラを入れてISO400 3分、115枚くらい
フラット:LEDトレース台 0.1秒*60枚(+フラットダーク)
PixInsightでWBPP、ABE、HT、HDR、SCNR
Photoshopで仕上げ

こだわってM45とNGC1499をまとめて狙ったつもりでしたが、M45がギリギリすぎました。せめてもう少しだけ南に振っておけば・・・。M45なんてプレビューでも普通に見えるんだからどうにかならなかったのでしょうか。

今回も一度手持ちのダーク(冷蔵庫で撮影したもの)を使ってみたら妙な暗点ノイズが出てきたので、冷凍庫に入れてダークを撮りなおしました。撮影時の気温は-5度程度だったのでやっぱり冷蔵庫ダークでは温度が合わなかったようです。
デジカメは冷却機構がないから温度管理も適当でええやろと思ったりするのですが、センサーを連続稼働させていても外気温が10度違うとノイズの出方が違うというのは興味深い現象です。
あ、PixInsightのDark Optimize機能を使ったらどうなるか確認しそびれた・・・

前回冷蔵庫ダークを撮ったときの記事はこちら↓



天体写真を始めたばかりの頃、「分子雲」という言葉すら知らなかったとき。この領域で分子雲がもくもく出ている作品を見て衝撃を受けたことを思い出します。「なんだこれ?分子雲?こんなのホントに撮れるの?」と。そこから数年が経ち、当時は撮り方すらわからなかった対象でもどうにか形にできるようにはなってきたようです。私がというよりSWの真価が大きいような気がしますが。
参考にPixInsightでのWBPP(ダーク・フラット・スタック等の下処理)直後の画像と、ABE(自動カブリ補正)の画像を出しておきます。
20211212_01.jpg
ABEまで終わった段階で画面全体がフラットになっていれば、あとはPhotoshopであれこれいじるのはそれほど難しい作業ではありません。

α6300は天体改造などしていない、いわゆる「ノーマル機」ですが、分子雲なんかは普通に写ってくれますし、NGC1499も出てきます。赤くはならずにピンクになりますが特段問題ではありません。これはこれで「正しい色」ですからね。もちろん対象によっては全く写ってこないものもありますがそれはそれ。対象によって使い分ければよいのです。「フィルター改造していないノーマル機で撮るとこうなる」というのも知識・経験として知っておくのは悪いことではないように思います。

果てしなく遠い宇宙空間を旅してきた分子雲のごく淡い光が地球の分厚い大気を通って、さらに10枚以上のレンズを通って、カメラのセンサーでたった2時間足らずのあいだ光を集めただけで見えてくるというのうは少し不思議な感じがします。




関連記事
スポンサーサイト



0Comments

There are no comments yet.