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オリオン星雲南東部はCBPフィルターでどう変わる?

10月に天城高原で撮影したオリオン星雲南西部をご紹介します。
2022010_M42_RedCat.jpg
光学系:Redcat51(250mm F4.9)+CBPフィルター
カメラ:ASI2600MC Pro(APS-Cセンサー)
Gain:100  Offset:50   センサー温度:0度
露光時間:5分 x 24枚 (120分)
赤道儀:RST-135(シルバー)
ガイド:SVBONY 30mm F4ガイドスコープ+ASI462MC
撮影日時:2022年10月02日 02:02ごろ ‐ 4:00ごろ
撮影地:静岡県天城高原
ダーク:ライトフレームと同設定で5分 x 70枚
フラット:LEDトレース台 1秒*100枚(+フラットダーク)
PixInsightでWBPP、ABE、PCC、SCNR、HT
Starnet V2で星分離、PhotoshopとDenoise AIで仕上げ

M42を中心に持ってくるのではなく、M42から南東(左下)に広がる分子雲を中心に持ってきた構図です。バックグラウンドで色を決めると、全体的に赤くなってしまうのがちょっと気になるところ。ではCBPフィルターを使わずに撮ったらどうなるのでしょうか。
ということでフィルターを使わず、ほぼ同じ構図で11月に撮ってみたのがこちら。
2022011_M42_R.jpg
光学系:Redcat51(250mm F4.9)
露光時間:5分 x 32枚 (160分)
撮影日時:2022年11月26日 23:00頃‐ 27日 2:15頃
(上記以外の条件は同じ)

撮影場所こそ同じですが撮影日も露光時間も違うので参考程度の比較となりますが、フィルターの有無でかなり色表現が変わります。
CBPフィルターで全体的に赤くなるのはオリオン星雲を広くとりまくHαを選択的に透過しているからだと思われます。一方でフィルターなしのほうはオリオン星雲周辺の明るい星雲部分が青白くなっていて好印象に思えます。
実際に処理してみた感覚ですが、フィルターなしのほうはオリオン星雲から左下に伸びる星雲部分の立体感に乏しいようで、無理に強調するとノイズが載ってきてしまい、ほどほどであきらめることになりました。一方でCBPフィルターはあまり悩むことなくあっさり仕上げることができました。
これはちょっと意外な結果です。CBPフィルターを通してわずか2時間の素材と、フィルターなしで3時間の素材なら後者のほうが処理は楽だろうと思っていたのですが、実際には前者のほうが処理が楽だったという。
もちろん撮影する対象にも大きく左右されますが、オリオン座周辺はHαの非常に明るい(という言い方が正しいかはわかりませんが)光に満ちています。CBPフィルターを使ってもなお十分な光を得ることができるということなのでしょう。
オリオン星雲周辺の赤一辺倒な色合いはどうにかならないかなと思いつつ、CBPフィルターの威力を再確認した撮影となりました。

2022012_M42_CBP_Comparison_R.jpg

つまりCBPフィルターあり画像をL画像にしてフィルターなし画像をRGBにすればいい・・・?
気が向いたらやってみます(やらないフラグ


CBPフィルターありで撮影した時の遠征記録



CBPフィルターなしで撮影した時の遠征記録




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