fc2ブログ
menu

星沼会チリリモート 自由の女神星雲 NGC3576

チリリモートでNGC3576自由の女神星雲という対象を狙いました。
20230414_NGC3576_R.jpg
光学系:R200SS+コレクターPH(760mm F3.8)+Astrodon LRGBHαフィルター
カメラ:ASI294MM Pro(フォーサーズセンサー)
Gain:120  Offset:5 (LRGB)
Gian:200  Offset:20  (Hα)
センサー温度:-10度
露光時間:Hα 4minx169枚  R 35枚 G 31枚 B 30枚 各2分
総露光時間 14時間28分(Hα676分 R70分 G62分 B60分)
赤道儀:Astrophysics AP900
ガイド:ZWO 30mm F4ガイドスコープ+ASI120MM Mini
撮影日時:2023年4月2日 10日 14日
撮影地:チリリモート観測所
ダーク:たくさん
フラット:スカイフラット フィルターごと1秒 x いっぱい

4月2日と10日は月が明るかったためHαを撮影していました。その後14日になって月が小さくなってきたところでRGB画像を撮影しています。
一般的にRGB画像はL画像の1/3程度撮ればいい(Lの露光時間とRGBを合わせた露光時間が同程度)と言われていますが、今回はLにあてたHαが11時間に対してRGB合計3時間程度と、RGBの比率がかなり低めです。

RGB合成後にSPCCで色合わせをした直後の画像はこんな感じ。何が写ってるのかよくわからない感じです。
20230415_01.jpg

Hαのほうは時間をかけたなりに構造がきちんと見えてきています。
20230415_02.jpg
先にHαを撮影してそこそこ写ることが確認できていたので継続できましたが、仮にLRGBを先に撮影して処理していたらあきらめるレベルです。

そんなしょぼいRGB画像にBXTをかけたあと、HαをLとしてLRGB合成するとあら不思議。控えめに色が乗ってきました。これは楽しい。すごく楽しい。
20230415_03.jpg

そこからStarXTを使って星を分離して、Photoshopで星なし画像と星のみ画像をそれぞれこう(彩度アップと色相変更)やってああ(黒レベル調整とハイパスフィルター)やってこう(Denoise AI)!
20230414_NGC3576_R.jpg
もう少しRGBを増やせばより鮮やかな色になるのではないかという感触もありますが、これだけRGB情報が少なくても意外と何とかなってしまうものなのですね。L情報にHαを使いつつ、色情報はブロードバンドで取得するHαRGB合成、色合いの自然さと星雲の精細さを両立できるのでかなりいいかもしれない。ナローバンドだけで撮るとカラーパレットの割り当てにすごく悩むんですよね・・・

さて、どこらへんが自由の女神星雲なのか見てみましょう。確かに右手を上げてこちらを向いているように見えなくもないですね。じーっと見ているとその下の星雲の構造が胴体にも見えて、さらに下には台座もあるように見えてきます。
20230414_NGC3576_TR.jpg
気づいてしまうともう自由の女神にしか見えないです。パレイドリア現象。

2023年の3月から4月の前半は仕事が忙しくて天文関係の活動はおろかカメラを触ることすらできていませんでした。おかげで写真撮影のモチベーションもダダ下がり気味。そんな中でもチリリモートは担当日の朝にシーケンスを動かすだけ動かしておけばとりあえずデータは取得できるため、モチベーション低めでも継続できるという新たな知見を得ました。





関連記事
スポンサーサイト



0Comments

There are no comments yet.