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FMA180 ProをComet BPフィルターの有無で比べてみる

8月の天体観測ではFMA180 Proを持ち出していました。
8月11日はComet BPフィルターなし、18日はフィルターありで撮影したので比べてみたいと思います。

被写体はおなじみ北アメリカ星雲NGC7000です。明るくて写せる時間が長く、微光星がたくさんあり、画角には一等星が入る領域なのでこういったテストにはちょうどよい被写体です。

まずはフィルターなしの作例から。
20230812_NGC7000_Star_R.jpg
光学系:FMA180 Pro(180mm F4.5)
カメラ:ASI2600MC Pro(APS-Cセンサー)
Gain:100  Offset:50   センサー温度:0度
露光時間:5分 x 26枚(130分)
赤道儀:RST-135(シルバー)
ガイド:SVBONY 30mm F4ガイドスコープ+ASI462MC
撮影日時:2023年8月11日 23:30ごろ ‐ 翌1:50ごろ
撮影地:静岡県富士宮市
ダーク:ライトフレームと同設定で160枚
フラット:LEDトレース台 0.2秒*50枚
PixInsightでWBPP、ABE、SPCC、BXT
SXTで星を分離しつつPhotoshopとDenoise AIで仕上げ

デネブが入っていますが、星の周辺や画角の対角線上等にゴーストは見られません。
隅っこのほうを拡大してみるとこんな感じ。
20230825_02.jpg

わずかに同心円状に流れているように見えますが、まぁこんなもんでしょう。
20230812_NGC7000_Star_TR.jpg


続いてはフィルタ―あり
20230818_NGC7000_Star_R.jpg
光学系:FMA180 Pro(180mm F4.5)
カメラ:ASI2600MC Pro(APS-Cセンサー)+Comet BPフィルター
Gain:100  Offset:50   センサー温度:0度
露光時間:5分 x 30枚(150分)
赤道儀:RST-135(シルバー)
ガイド:SVBONY 30mm F4ガイドスコープ+ASI462MC
撮影日時:2023年8月18日 21:45ごろ ‐ 翌0:30ごろ
撮影地:静岡県伊豆市
ダーク:ライトフレームと同設定で160枚
フラット:LEDトレース台 0.2秒*50枚
PixInsightでWBPP、ABE、SPCC、BXT
SXTで星を分離しつつPhotoshop Denoise AIで仕上げ

さすがにComet BPフィルターを入れると赤い星雲の描写が向上します。デネブの周辺にわずかにゴーストが出ていますが、フィルターの効果を考えれば十分許容範囲かと思います。

今回はフィルターありの状態でバックフォーカスの調整をしなかったので、周辺の歪みが出てしまいました。
ここらへんを拡大してみると・・・
20230825_01.jpg

フィルターなしの時よりも同心円状の歪みが大きいように見えます。
20230818_NGC7000_Star_TR.jpg
この程度なら別にこのままでもいいのですが、QBPフィルターの効果を見てしまうと素通しで使うのはもったいないと思ってしまうのもまた事実。次回はスペーサーを入れて改善するかくらいはやってみようと思います。




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