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65PHQスターライトピンクで撮るアイリス星雲

65PHQスターライトピンクでアイリス星雲を撮ってみました。

アイリス星雲、名前は知っていたのですが撮影するのは今回が初めて。
いくつか作例を見てみると、私の機材ではアイリス星雲の拡大撮影は難しそう。むしろ周辺の分子雲をどれだけ描写できるかを重視するのがよさそうです。

分子雲を描出するのであればナローバンドよりもブロードバンドのほうがよいのかなと思い、Comet BPフィルターよりも弱めのフィルターであるLPR-Nを入れて狙ってみることに。

フィルターを入れた65PHQをRST-135に乗せて撮影開始です。
20230818_01_0083.jpg


1枚撮ってみたものがこちら。
20230825_NGC7023_jpg.jpg
確かにアイリス星雲らしきものは写っていますが、周辺の分子雲までは見えてきませんね…。構図の決定に際して偉大な先達の皆様の作品を参考にさせていただきましたが、本当にこれでいいのか一抹の不安が残ります。
分子雲、淡いなぁ...

天城高原は韮山の街明かりの影響で北西方向は明るいことが多いのですが、この日は低空に雲が出ていたのか町明かりが見えず、好条件で撮影できました。幸い天気のほうも一晩中安定した晴れが続きほかの対象に浮気することなく一晩中アイリス星雲を追い続けて6時間半、77枚分の露光時間を確保したところで薄明を迎えました。

さっそく画像処理です。
バイアス・フラット・フラットダーク・ライトフレームをPixInsightに突っ込んでIntegration、ABEとかSPCCとかBXTとかSXTとかもろもろかけて星あり画像と星なし画像を生成し、Photoshopに渡してああしてこうしてこうなりました。
20230812_NGC7023_Stars_R1.jpg
光学系:65PHQ(416mm F6.5)
カメラ:ASI2600MC Pro(APS-Cセンサー)+LPR-Nフィルター
Gain:100  Offset:50   センサー温度:0度
露光時間:5分 x 77枚(385分)
赤道儀:RST-135(ピンク)
ガイド:SVBONY 30mm F4ガイドスコープ+AS120MM mini
撮影日時:2023年8月18日 21:00ごろ ‐ 翌3:40ごろ
撮影地:静岡県伊豆市
ダーク:ライトフレームと同設定で160枚
フラット:LEDトレース台 0.2秒*50枚
PixInsightでWBPP、ABE、SPCC、Lab分解、L画像にBXT、LRGB合成
SXTで星を分離しつつPhotoshop Denoise AIで仕上げ

6時間以上露光しましたが、画面上のほうにも存在する淡い分子雲までは残念ながら届かず。おかげで画面中央から下だけに分子雲が存在する不安定な構図になってしまいました。鏡筒の明るさや露光時間、自分の力量によって変化する結果を想定しながらほとんど何も写っていない状態で構図を決めるとか天体写真ムズすぎんか。
あ、FRA600+レデューサーで420mmっていう手もあったな…。すっかり忘れてた。FRA600めっちゃ重いけど。

それにしても分子雲を撮影するとBefore Afterの差がひどいです。詐欺写真ではと疑われるレベル。

分子雲の描写を優先したためかアイリス星雲が白飛び気味。ここは次回への課題ということで。

ところで困っていることがあるんですよ。それは使っている最中は鏡筒の色がわからないということ。せっかく赤道儀と合わせてピンクを買ったというのに、暗くて色がわからない。今回こそはピンクの鏡筒とピンクの赤道儀を撮影しようと思ったのですが、撮影が終わるとさっさと片付けてしまうので結局撮影できず。次回持っていくときは明るいうちに到着して機材の撮影を済ませておきたいものです。



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