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Sharpstar Z4+フルサイズカメラの画像を提供いただきました

拙ブログの読者の方から、Sharpstar Z4(以下Z4)にフルサイズカメラを組み合わせて撮影した画像を提供いただきました。ありがたや。感恩報謝。

カメラはNikonのZ7、対象はM101となっております。ダーク・フラット補正はせずPCCによる色合わせとストレッチのみの画像となっております。
20231007_Z4_unstacked_R.jpg

さすがに周辺減光は目立ちますが、四隅(1パネル600x600、画像全体では1800x1800)を拡大してみるとこのようになっております。
20231007_Z4_unstacked_cmp_R.jpg
わずかに放射状に流れるコマ収差が見えますがその方向・大きさは四隅で同程度に見え、設計・製造精度の高さが伺えます。左下に見えるブーメラン状の何かはゴーストだと思われます。

続いてスタックした画像で色収差を見てみます。
20231007_Z4_stacked_R.jpg

同じく1パネル600x600、画像全体1800x1800の拡大
20231007_Z4_stacked_cmp_R.jpg
色収差に関してはほとんど見えないように感じます。この後ゴリゴリ強調していったらあるいは出てくるかもしれませんが、この程度であればBXTなりPhotoshopの色収差補正でどうにでもなりそうに見えます。

収差とは別に気づいた点として、星の割れがありました。
20231007_01.jpg
おそらく7等星程度の星なのですが、拡大してみると星が割れているのが分かります。
20231007_02.jpg

こちらは2019年1月にBORG90FL+フルサイズカメラα7sで撮影したオリオン座三ツ星付近ですが
Orion_BeltPS_R.jpg
右上の星アルニラムを拡大するとより顕著に星が割れているのがわかります。
20231007_03.jpg
この現象は周辺光量の不足によって起きるものなのですが、フラット補正でも補正不能です。Z4は90FLのそれと比較してとても穏やかなものなのでこの程度なら気にならないという人もいそうです。

今回の7等星、位置としてはフルサイズの像高6割から7割程度、APS-Cセンサーならばギリギリ写野に入るか入らないかというところでしょうか。実際に半年ほどZ4+APS-Cセンサーで天体撮影を続けてきましたが、こういった星割れ現象に遭遇したことはありません。推奨サイズを超える大きなセンサーを使いたいという方はこういった現象が起きる可能性があるということは考慮しておいてもよいでしょう。

ちなみにZ4はイメージサークルφ36mmまで対応ともされています。APS-Cセンサーの対角線は約30mm、フルサイズは約44mmであることを考慮すると、フルサイズで撮影してイメージサークルφ36mmでトリミングするという形でAPS-Cセンサーよりも若干広い画角で撮影することも可能かもしれません。

実は「Z4にフルサイズカメラつけたらどうなるの?」という質問、ブログのコメント等で何度かかいただいていました。何度か。何度も。
Aramisおまえフルサイズカメラ持ってるだろ?α7IIIとかZV-E1とか。それで試してみればいいじゃんという話なのですが、フルサイズで天体写真撮らないんですよ。先述の通りα7sで撮影していた時期もあったのですが、やはりフルサイズになると周辺の星像や減光具合など非常にシビアになってきます。フルサイズの周辺像で苦労するなら、センサーサイズ小さくすればいいんじゃね?ということでもっぱらAPS-Cセンサーで天体写真を撮影するようになったAramisです。
とはいうものの、APS-Cセンサーの外側に広がるイメージサークル部分の性能が気になってしまうのもまた人間の性。

今回画像提供をいただいた方はMasa様という方だったのですが、当初てっきり天文YoutuberのMasaさんだとばかり思っていましたが、実際は別のMasa様だとわかりました。大変失礼いたしました。
Masa様、画像を提供いただきありがとうございます。改めてお礼申し上げます。

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