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星沼会チリリモート ナローバンドなタランチュラ星雲

チリリモート、今回はタランチュラ星雲を撮ってみました。
RGBで撮るとなんとも表現しづらい薄い色になってしまいインパクトに欠ける印象のあるタランチュラ星雲。「南半球でタランチュラを撮ってはみたけれどなんか微妙なんだよねぇ」という声をよく聞いていましたが、実際にチリリモートで普通にLRGB撮影したもの。
20231219_Trantula_LRGB_wm_R.jpg
R=29枚 58分
G=27枚 54分
B=28枚 56分
L=378枚 766分

「タランチュラ?うん、そうだねぇ...」という感想しか出てきません。16時間もかけてこれか...。

ところがこれをナローバンドで撮るとそんな印象もだいぶ変わって見えます。
20231219_Trantula_Star1_wm_R.jpg
星雲部分はナローバンドのみ
R=OIII:98枚 392分
G=SII:100枚 400分
B=Hα:90枚 360分
約19時間
星部分はRGBそれぞれ1時間ずつ計3時間くらい
合計22時間
処理の過程で色相をすごくいじっているのでそのままRGBになっている感じではありませんが、パレットとしてはOSAとなっております。
何もないように見えた左側にも細い構造が広がっていて、この構図にした意味も見えてきます。

それぞれのフレームはこんな感じ。


20231221_01_HA.jpg

SII
20231221_01_SII.jpg

OIII
20231221_01_OIII.jpg
Hαが豊富なのはもちろんとして、それと同じかむしろHα以上にOIIIが豊富な領域のようです。特に星雲の中心部分は4分露光でもサチり気味。かなり明るいですね。

星を消すと星雲の分布がよくわかってより楽しくなります。
20231219_Trantula_Star_wm_R.jpg
右下部分の複雑なうねりを見ていると飽きません。

ついでに、以前「ナローバンドナンモワカラン」といったときに「RGB画像をHSV分解してVにHαを入れるといいぞ」と教えていただいた手法で処理してみました。


20231219_Trantula_WOStarHARGB_wm_R.jpg
こちらの手法だとRGBの自然な色合いを残したまま星雲の強調ができるようです。SII OIIIを撮るのが面倒なときはこれでいきましょう。





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